「負けた人間は糞です」と、心構えも素晴らしい種市純也が激闘を振り返る!
お題………大好評! 9・2巌流島ADAUCHIの総括と裏側
試合が終わって。
最初に一言言わせていただくと、負けた人間は糞だと思う。
負けたら、負けた方が喋る資格なんてどこにもない。
「いい試合だった」「感動した」
というありがたい言葉を頂くがそれはあくまで見ている方々の意見であって、やる側が自分で言ったり、自分で褒めたりしたら絶対にダメだ。 お金を貰う以上、「面白い試合」と「勝つ試合」は同率で求められるものだと思う。
そういう意味で今の僕は糞です。
また、選手以上に大会関係のスタッフの方々は、お金や時間がかかっておりそれこそ大会をコケたりしたら莫大な借金を背負うことになる。 自分の体は大切だけど、選手は少しそれを頭に入れなければならないと思う。
殴り合いがリスキーなのも分かるし、それならうちの広報部長(菊野選手)のように倒せるものを手に入れなければいけないし、僕はそうならなければならない。
そんな負けた僕に今回ブロマガを書いてほしいというありがたい依頼をいただいたので、恥を忍んで色々書かせていただきたいと想います。
僕からの視点で、今回負けたことを分析すると一番に上がるのが「実行力」の差が考えられます。
予想できた対戦選手のクンタップ選手の選択肢は、
1. ミドルを蹴って安全圏を維持しながらパンチを入れる 。
2. 打ち合いで勝つ 。
の2パターンが予想出来て、3連敗中のクンタップ選手からすると絶対に勝たなければならない試合になる。 そんな中で、確実に勝つ試合の1パターン目が予想できた。
実際に試合をしてみてイレギュラーだったのが、予想していたよりもミドルの距離が遠いこと。
1ラウンド目でのミドルで容易には近づけないことと、またクンタップ選手のパンチで僕がすぐに倒れないことを確認できたので、 「相打ち覚悟で行くしかない」と覚悟を決めた。
ここが菊野選手との「実行力の差」で、実は事前に山城先生が立てていた作戦・練習だと、
「絶対に一発目は当たらないから、連打だよ」と言われていて、具体的な練習も指示され、練習していた。
一発目を相打ちからの練習していたことができれば、結果はまた違っていたかもしれない。
本当に俺は糞だ。
そんな中でも褒めてくださった山城先生には感謝しかありません。
また、いつもわがままを聞いてくれるリバーサルジム横浜グランドスラムの勝村会長、
僕のわがまま通りに練習をつけてくれたフジマキックジムの藤牧会長、
練習場所を提供してくれた加藤道場の加藤先生、
休みの日を菊野選手と僕のミット持ちに使ってくれたルタ・ユージ☆先生、
メンタルコーチングの阿部先生 、
コアズのトレーナーで親友の為谷君・A級ボクサーの高橋さん、
当日セコンドをしてくれた伊東選手・丹羽選手・平田さん、
激励賞をいただいた平田社長、禅道会最高師範の浪崎先生、柔術アジアチャンプの三木さん、
他にも数々の方々のおかげで闘えました。まだまだ頑張りますので、もう少しだけお付き合い願えたらと思います。
ありがとうございました。
(後日談)
面識のないグラビアアイドルからFace bookで、
『巌流島、見に行っていました、勇気をもらいました。怪我だいじょうぶですか?』 とメッセージを頂いた。
小躍りしながら当たり障りなく返信し、友達申請を出したら、
・・・・・・・・承認されなかった。
次は絶対に勝ってやる!
9・2巌流島のレポートはコチラ⇒
『ADAUCHI 2017 in MAIHAMA』