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注目の2・28『巌流島』実験イベントのルールが最終決定!

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ファンの皆さんの投稿やCS放送『フジテレビONE スポーツ&バラエティ』の新番組『千原ジュニアのニッポン格闘技復興委員会』での有識者の討論を受け、巌流島・実行委員会で最終調整を行った結果、2・28『巌流島』実験イベントのルールが遂に決まりました! 主な再検討の結果は以下のとおりです。

[試合時間]
特に最後まで難しかったのは、試合時間。これについては、長いほうが良いという意見もあれば、立ち技なので短い時間のほうが良いという意見もあり、ラウンド制にするかどうかでもかなり意見が分散しました。結果、やってみないと分からないということで、今回、トーナメントは立ち技のボクシングやキックと同じ3分3ラウンドで行うことにしました。ワンマッチでは試合時間を変えて、行う場合もあるかもしれません。

[試合場から落ちる回数]
また、「円形の試合場から何回落とせば勝ちか?」についても判断が難しく、今回は一番意見の多かった3回でやってみることになりました。ただし、これは双方落ちた場合はカウントしません。どちらか一方が落ちた場合のみ、落ちたほうがカウントされます。双方が落ちた場合はノーカウントです。しかし、落とされそうになった場合、2人とも落ちたらノーカウントということで「道連れにしよう」と、何度も自分から引き込む行為に対しては、判定で-1ポイント与えられる場合があります。円形の試合場の外に水をはるという意見については、マットの防水性や危険度をさらに研究し、またの機会に実験したいと考えています。

[グラウンドの有効と反則]
反則で分かりづらかったのは、グラウンド状態での攻防です。まずマウントパンチはOKですが、膠着ブレイクの判断は時間制限ではなく、レフェリーが行うことにします。キックについては、一方がスタンドの状態ならば、顔面以外のキックは有効となります。双方、グラウンド状態にいれば顔面・頭部へのキックもOKですし、グラウンド状態の選手がスタンド状態の選手の顔面・頭部をキックするのも可能です。ただし、ヒジ打ちやヒザ蹴りについてはグラウンド状態での顔面・頭部攻撃は一切反則となります。グラウンド状態の関節技、絞め技もまた反則となります。

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一方がスタンドの状態ならば、顔面以外のキックは有効
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グラウンドの状態では首から上へのヒジ打ちは反則になる

[立ち関節技]
立ち関節技については、基本的に有効ですが、そのまま体勢が崩れてグラウンドになる場合が多いので、これも議論の対象となりました。これについては、立ち関節技を仕掛けた方がグラウンド状態になった時点でブレイクすることにしました。

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この状態では立ち関節技として認められる
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立ち関節技を仕掛けているほうが、ヒザをついてしまった場合はグラウンド状態とみなされてブレイクとなってしまう

[ヒジ打ちと頭突き]
また、立ち技でもヒジ打ちは全て禁止ではなく、首から下の攻撃の場合は有効です。同じように頭突きに関しても、故意に頭部・顔面を狙うのは反則となりますが、首から下は有効。相手の頭や道着を掴んでの首から上への頭突き、あるいは掴んでなくてもボクシングのバッティングは反則となりますが、ぶちかまし、体当たり等が相手の頭部・顔面に当たってしまったら、故意ではなければ反則を取らない場合があります。このあたりの判断もレフェリーに委ねられます。

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ヒジ打ちも首から下の攻撃はOK!
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頭部や顔面への頭突き、ヒジ打ちは反則となる

[服装]
服装については、特に揉めたのが靴の採用ですが、今回は安全性と公平性を喫するためになしとし、全員素足で闘うことになりました。また、袖なし道着については、下のパンツをどうするか? が再検討となりましたが、道着のような長ズボンとスパッツのような半ズボンを主催者側で2パターン用意し、選手に選んでもらうことになりました。

[決まり手の判定]
最後に判定決着になった場合の説明をします。判定は基本的にポイントシステムを採用しないで、ボクシングやキックのようにジャッジの主観で判定していきます。判定方法は総合格闘技に多い加算式ではなく、打撃系の試合に多い10点満点からダメージを重視した減点法を採用します。しかし、優先順位として、以下の3点は明確にマイナス1ポイントをつけていきます。それは、(1)打撃でダウン相当のダメージを受けた場合(2)柔道の「一本」に相当する投げ技、あるいは綺麗に投げなくともダメージのある投げ技を受けた場合(3)試合場から落ちた場合(2人同時に落ちても)の3点です。
これにより、「柔道やレスリング選手の投げ技が勝敗に結びつかない」という意見や、「落とす回数が多すぎる」とか、「2人で落ちればカウントされないから引き込んで道連れにすればいいや」という考えをなくそうと考えました。以上の3点に加え、レフェリーがイエローカードを出せばマイナス1ポイント。あとはジャッジの判断で、アグレッシブ差があった場合、劣勢だった場合などでマイナス1ポイントの差がつけられることがあります。そのあたりも理解して観戦していただければ、さらに試合が面白くなるはずです。

いずれにせよ、今回決まった『巌流島』ルールは、あくまでも2・28実験大会のルールなので、これが最終形ではありません。今回決まったルールで試合をやってみて、再びファン、関係者、有識者で議論を重ね、実行委員会で煮詰めて完成型のルールに近づけていきたいと思います。
その意味でも、2・28実験大会を検証しながら、ぜひ観戦してください!

 

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今回の撮影は左から巌流島実行委員会の松本天心氏、平直行氏、そして巌流島実験イベントの競技役員の大成敦氏にご協力いただきました!

2・28実験大会のルール詳細はこちらから!