DISCUSSION議論

美しい闘いとは何か?

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皆様、大変長らくお待たせしました。5・11のニュースの「武道宣言」にもあったように、巌流島の闘いのコンセプトとして「美しい闘い」「美しい勝ち方」「潔い負け方」などを求めていきたいと思います。皆さんにとって、美しい闘いとは?  ご意見をお聞かせください。

 

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退会済み

No.061 2016/08/11 12:28

安西さんのブロマガに触発されてもう一度第4回大会最初から見返した。以下雑感。
煽りVのナレは今回の人でいいな。狙わず抑え気味なのが雰囲気に合ってる。
確かに巫女お辞儀してないな。これは改善しなきゃ。

第1試合。瀬戸自分で場外に逃げたw場外での攻防による転落は取らないのか。本当に今大会の審判好判断多いな。
蟷螂手だと非効率だろうに瀬戸頑張って魅せてるな。やっぱり「逃走中」のヘッドガード着けて欲しいな。
パリシも打撃に付き合うよりクラヴマガならではの動き見せて欲しかったな。

第2試合。
キャッチコピー捻りもなくまんまやん、何で募集したのかな。
だから寝技15秒意味ねえって。これじゃ逆に「何で審判に助けてもらうんだ?実戦なら決まってるよね」と誤解を生む。
マウント然り。#巌流島 は論理的に破綻してる。
やっぱ武道もフィジカル鍛えないとな。差が出たわ。

第3試合。「世界一過酷な球技」の歴戦の猛者の触れ込みであの負け方は商品価値的に痛いなー。

第4試合。セイン・カミュらの「正面に礼」はいちいち要らない。鳥居のスモークはいい。
もっと色変化させるの目立たせるともっといい。
うわー、負傷してる目叩かれたか、早いストップも納得。

第5試合。上手くルール使ったなあ、ロクク。押し出し利用して最後パウンドへ。どう見てもMMAの選手。
寝技15秒は途中両者場外に出てもカウント続行されるの?
トゥントゥンミンとパリシは次回どう修正してくるかだな。慣れてくれば怖さも出るだろ。
ここまで決着に美しさは無いなー。

休憩。はー、よく考えて戦ってたんだな瀬戸。押し出しに使った「そうとう掌」とかいうのも
芸術点に加算されてんのかな?意外に飄々と勝ち星重ねてるよな瀬戸。
紅葉ちゃんは考えたら結構可哀想な目に合ってるなw

さて、問題の第6試合。ボクシンググローブは攻撃にも防御にも効果的だな。
2回目見たけどやっぱりモヨの脚は隙だらけだよ。
んなもん掌底でフェイント入れて飛びつき蟹挟みに行くチャンス幾らでもあったろ。
カウンター狙いって事はそんなにフットワークも使わねえんだから。
モヨが「分厚いボクシンググローブ&体重差30キロ&カウンター狙い」だから
「崩して懐に飛び込んでの胴タックルから足掛け」が難しいのは分かるよ。
でも脚は行けたよ。あとモヨがキック使わなかったのは、「アリ意識してた」より
寧ろ「胴タックル入らせる隙を作りたくなかった」んだろう。
ボクシンググローブだからモヨもグラウンドは避けたかっただろうし。
どう見ても田村の「作戦ミス」だよ。様子見過ぎた。

第7試合。星風距離潰すのもがぶり返しもいいなあ。転落、今のも審判の判断いい。
あのままシャロマエフが引っ張って道連れにしようとしたら反則だしな。
シャロマエフ強いけどやっぱマウントは美しくないなあ。

第8試合。何度見ても凄いな。絵に描いた様なクロスカウンター。
山田さんの解説通り、濃密な4秒間の攻防だったなー。菊野、美しかった。「一歩前に出る勇気」って大事なんだなあ。
五輪に出る柔道選手とか菊野レベルだと「もう後は自分との闘い」なんだろうね。

閉会式。バク宙の競演楽しくていいなw瀬戸も陽性のいいキャラだなあ、華があるわ。
ボビー「ワニ川に勝ったぞ!」って、ここまでに裏で何かあったんだろうなw
次回は後楽園か代々木第2辺りでいいなあ。着実に行こう。

退会済み

No.059 2016/06/23 18:48

http://asahi-net.or.jp/~YF7M-ON/ari2.html
打撃は確かに「アリキックと張り手」しか選択肢は無かったが「足タックルor蟹挟み→関節技&絞め技でギブアップor固め技で3カウント」も出来た筈だ。セコンドのゴッチが苛立つ理由も分かる。
まあ今の総合の視点で飽くまで結果論だが。
この視点で今一度試合を見返して欲しい。ゴッチはレスリングをしない猪木に明らかに怒っている。
そこでこういう深読みも出来る訳だ。
つまり、猪木は天才的な直感で勝利への最短距離より敢えて槍VS刀の問題提起の方を選んだ、と。
一方、このゴッチの不満は後のUWF運動へと繋がっていく。
ゴッチの福音「レスリングをしろ」→新日ストロングスタイル→UWF→パンクラス→MMA→無我→スネークピットジャパン。
ゴッチの不満は常に日本マット界の原動力だった。
次に来るのは高田「FUZIN」における「剣有り前提の最強格闘技 グレコMMA」実現か?

ゴッチは頑固さが美しい。

アニマルAKI

No.058 2016/06/12 23:17

猪木、アリはアリが途中で試合を投げ出さなかった事、これはエキシだぜ、お遊びだぜ、本業じゃないぜとアピールする為にシャツを着て試合をしたり、試合中にニヤけ笑いをしたり握手したり等をしなかった事がグレーテストだ。何より真剣にする事が一番大事。
一番、美しくないのは負けた後にリング上で色々アピールする奴だ、じゃ試合中にもっと頑張れよと思う。

退会済み

No.057 2016/06/08 19:54

猪木戦を引き受けたアリの心情をターザンが推察してるが、当たってない様で案外当たってると思った。アリはプロレス蔑視で断ることも出来たが、ここで拒否したら今まで差別と闘ってきた自身のアイデンティティーが崩れることを想像したんだろう。
だから引き受けた。
夢の懸け橋興行を週プロ主催でやった時自身のインディーとしての自我が崩壊したという意味のことをターザンは以前大武道で語っていたが、だからこそアリの心情が分かる部分もあるんだろう。
ただ猪木アリ戦は土曜の昼間だよターザン。小学校から兄貴と走って帰ったらもうほとんど終わってた。

アリは生き様が美しい。

勝田 晴美

No.053 2016/05/29 12:53

3.25巌流島で、ある外国人選手による日本の古武道精神を垣間見た。この選手には残心の概念があり、倒れた相手が戦場に復帰するまで審判に何も言われずとも座って待っていた。格闘技の試合は勝つことが本義であり、いくらでも追い打ちをかけられたが激闘の後半になるにつれ、彼の突きは意図的に顔面の急所を外すように放たれていた。

武道においては全力で戦わない。10あれば6で勝たねばならない。そうでなければ緊張した時に、いついかなる場でも戦えない。その根本にあるのは「生き残る為にはギリギリの勝ち方をしてはいけない」という侍の御役目の性質がある。やっとのことで息を切らして辛くも倒す、というのは仲間の侍や大将にも迷惑がかかる。首を二つあげました、でも腕一本持ってかれました、それでは何も任せられない。また、いざ戦場でスタンドプレーをすれば加藤主計頭のごとくに重大に罰せられたのであった。
日本の武士は、気配り・気働きができて一人前。それが出来ないものはゴロツキとして評価されなかった。そういう心がある故、戦国時代において武士の美学が形成されていった。ギリギリの勝ち方をしない為に毎日辛い鍛錬をした。

6割の実力で勝てて初めて「実戦」で10割の力が発揮できる。その実力を己と周囲に示す為に仕合では残心をする。誇示するためではない。また、相手に勝利したとしても最後まで気を抜いてはいけない。もちろん、攻撃は一つ一つすべて本気でかからなければ「仕合」にならない。だからこそ、残心の効用が出てくる。それを冒頭の選手は実地の試合で発揮した。これは名勝負の一つに数えられると思う。
スポーツでは常にMAXを維持するために120パーセント出せと教える。相手に次の技を繰り出せないようにするため、止めを刺すチャンスを逃すと怒られる。技より力。だからどれもいつかどこかで見たような「戦争」になってしまう。
武道武術は60パーセントで勝たねばならない。そのような仕合は、技の応酬となり拮抗した緊張感のある闘いになるので、場所と時間を変えても再び見たくなるのだ。

残心は、相手に心を残すのでは無い。全体に残す。
心を場に残し、一瞬たりとも隙を見せないとの心の構え。
故に構えあって構え無し。環境に合わせ流動するものである。
精神を丸出しにせず、相手との全力の闘いに敬意を表して余裕をもって引き戻して次の瞬間に備えることを「残心」という。

〔勝田兼充〕

勝田 晴美

No.052 2016/05/28 01:21

昨晩、当流野田派二天一流第二十一代荒木章博師範が文化庁の公務で上京、夜は講演会で東京支部が演武を披露しました。右で技を紹介しているのが二十一代です。
私どもは剣を上げれば天井につかえるほどの狭い場所でも五方の形の組太刀を行います。いついかなる時にも相手を倒せる気構えを見せる事が目的です。

二十一代は「武蔵先生の闘いは、若い時はまったく美しくはなかった。どんな汚い手を使ってでも相手の剣法を調べつくし、裏をかいたりした。返り討ちを恐れ、必ず最期のトドメまで刺していたと思う。しかし六十余度のすべてに勝利した後、厳しい修練の末に到達した境地は、気で圧することができる、そしてそれを見た民を従えることができる、というものでした」と解説しました。

力の持って行く究極は自分だけの欲望を満たし名声を得ることではなく「この人の闘い方は観ていて美しい、付いてゆけばきっと我々民を繁栄させてくれるだろう」という期待感を与えること、いわば精神的・政治的影響力を持つことかもしれません。

アニマル あき

No.049 2016/05/24 22:59

https://www.youtube.com/watch?v=ImO_c4fYyLgシャノン・ブリッグスVSトム・エリクソン、解説の谷川さんが凄く期待して三宅アナも「これは本物!!」と興奮してたのに、これがKで最初で最後の試合になるとは。
巌流島にもこういう熊みたいなハードパンチャーのヘビー級ボクサーに出て欲しいな。

勝田 晴美

No.048 2016/05/23 14:01

四つ手を放すという事、の四つの手は相撲のがっぷり四つと同じです。
彼我互に押し合い引き合いを繰り返す拮抗膠着状態は、闘う者達が自らの意志でそうしているときもあれば、その上に居る侍大将や軍配者の駆け引きでそうなる場合もありました。それが実戦である場合、いずれ無益な消耗を引き起こし命を落とす者も出てくるでしょう。

互いの武士・武芸者としての名を賭けて闘う時は「武蔵と小次郎の巌流島決闘」のように一撃で勝負は決まる、というのが目的に適った仕合です。

武道とは死に合い→試合、だと説く流派もあるようです。
兵末端に至るまで、一人一人の命を有難いと思う大将・師範であれば、
試し合い、技の仕組み合い→仕合を大事にしました。
部下、弟子のどんな美しい死に様を見るより、無様な生き様を晒してでもだんだんと成長して行ってくれればやがてはその兵が部下を従えるようになり、部署が増え、兵法は拡大していきます。

一 四手をはなすと云事
四手をはなすとハ 敵も我も同じこゝろに
はりあふ心になつては 戦はかゆかざるもの也
はりあふ心になるとおもハヾ 其まゝ心を捨て 別の利にて勝事をしる也
大分の兵法にしても 四手の心にあれば はかゆかず 人も多く損ずる事也
はやく心を捨て 敵のおもはざる利にて勝事 専也
又 一分の兵法にても 四手になるとおもハヾ 其まゝ心をかへて
敵の位を得て 各別かはりたる利を以て 勝をわきまゆる事肝要也
能々分別すべし

出典 宮本武蔵『五輪書』火之巻
〔勝田晴美〕

勝田 晴美

No.047 2016/05/21 22:42

谷川様。残心カウントの狙いは美的な部分や安全面だけでは無く、連続性のある攻防へと誘導する狙いもあります。
あくまで我々が提示した残心ルールは、空手の残心ルールとは違い、寸止め的な要素はありません。何故ならカウント取らせるのも立派な攻撃だからです。寝技に付き合うかカウントとるかパウンドで追い打ちをかけるかかけないか。休息を取る暇などありはしません。
残心カウントとは、見えざる攻撃なのです。これは武蔵の「四手を放すという事」という膠着を打開し活路を開く兵法です。
残心開始は分断のためのスイッチではなく、連続のための切替をして相手より優位に立ち、その上で武士の情けをかける闘いで、実はこれまでの武道の稽古にもありませんでした。
〔勝田兼充〕

アニマル あき

No.042 2016/05/20 22:33

https://www.youtube.com/watch?v=y4UvYcBbxZk奇跡の復活トウカイテイオー。こういうもう終わったと思われてる選手が復活するのはやっぱり感動するよな、あと大観衆のどよめきってのは、それだけで凄い空気を作る。巌流島でもいつか有馬記念みたいなファン投票で出場選手を決めるトーナメントが出来たら良いな、その為には分厚い選手層と資金と権威が必要だけど。

退会済み

No.041 2016/05/20 12:51

一度残心ルール取り入れた公開検証をやってもらいたい。実際に見てみないことには何とも言えない。
パウンドに変わる価値観として残心が本当に新鮮な感じで世間に受け入れられればそれはそれで良いし、巌流島が「武道世界の入り口」としても機能することになる。
だが本当に寸止めで大丈夫か?
かくいう私も「追い討ちは寸止めでポイントに」と提案した事があるが周囲の猛反対で一度は引っ込めた口だ。
刺激や興奮を求める観衆が果たして納得するのか?
確信を持つ為には実際に公開検証の場で残心ルールを披露するしかないですよ。

勝田 晴美

No.040 2016/05/20 09:47

谷川様。
乱捕は少林寺拳法学生連盟によって数年前から非公式で復活していると聞きました。
また外国支部に於いては独自ルールで練習試合を開催したりしております。
選手として出場は無理でも、巌流島へ実戦技の研究のために学生拳士や先生方が大勢観に来てくれるようになれば、と思います。
https://youtu.be/hmcuYCk-EXA

下記の雑誌、山田英司先生と谷川様の少林寺拳法特集ですね。
道場の棚にあったので道院長(支部長の父)に聞いたところ、評判を聞いて発売日に自分で買いに行ったと申しておりました。

「アンディ母国でアーツを撃破!!」
谷川様のスイス特別レポートも掲載されております。どれも大変美しい写真と渾身の解説レポートです。
動画も良いのですが、文章によるレポート記事や解説など読み手の想像力や再現力を刺激してとてもよい勉強になります。ありがとうございます。〔勝田晴美〕

谷川貞治

No.039 2016/05/20 01:35

少林寺拳法は私も何度も取材しており、本当によくできた武術だと感心していました。かつては乱取りのような防具付きの試合もありましたが、少林寺拳法の選手を巌流島で見てみたいですねぇ。新井先生など、トップクラスの師範は本当に達人的な強さに人格者、競技人口も多いし、本当にすごい組織です。

アニマル あき

No.038 2016/05/20 01:18

まぁ都内では毎週、キックや総合の興行があって普通にパウンドをしてる中、寸止めで終了では金を払って格闘技興行を観に来る客のフラストレーションを解消するのは難しいと思いますね。KO、戦意喪失、一方的で戦闘不能以外でのレフェリーストップは。昔、ドラゴンストップと言うのがあって、大ブーイングされてましたが。映画やプロ野球、サッカー等と比べても安くはないですからね、格闘技チケット。

退会済み

No.036 2016/05/19 13:59

う~ん、しかし残心はいくら何でもプロ興行では客が不満で無理なんじゃないでしょうか。
残心を「寸止め制」とするなら、パウンド・サカボ・踏みつけは「フルコンタクト制」です。
パウンドでも耐えて逆転する選手もいますし、その少しの局面でどう変わるか分からない。更に追い討ちの寸止めは客が物足りず流石に無理なのではないでしょうか?
金払って寸止め見せられてもと思うのでは?
選手もきっと不完全燃焼で言い訳するでしょうし。
まあ確かに「美しい試合」になるとは思いますし、決めのポーズの格好良さが伝われば画期的な事ではあるんですが。

勝田 晴美

No.035 2016/05/19 10:57

相撲と同じ現代九武道のひとつである少林寺拳法で、全世界約170万の拳士のお手本とも言われている演武がこちらです。演武ですからリアリティに欠ける部分もありますが、残心とは何かを理解するのに良い動画です。
このように残心とは、ひと区切り着いた後でも油断せずに相手を警戒し続けることです。
〔1970(昭和45)年1月少林寺拳法中野先生・三崎先生組演武 日本武道館鏡開き式〕
https://youtu.be/hJcNboXvzoQ

谷川貞治

No.034 2016/05/19 01:07

「巌流島って、試合が美しいよね」と言われるような大会をめざしたい。それがMMAなどの他の格闘技との差別化にもなる。その美しさは、技の美しさであり、何より選手からにじみ出る精神の美しさ。K-1では、アンディ、アーツ、ホーストのような歴代の王者はそれが作れた。極真の選手は本当に多い。相撲もそう。あの文化は凄い。そういう秘密を解き明かすところに鍵があると思う。

アニマル あき

No.032 2016/05/19 00:32

https://www.youtube.com/watch?v=uTfnqXSpPJ8極真でのフィリオvsフグ、タイムアップ後の攻撃をどう見るかって事で賛否があった試合ですけど。フグが気を抜いたと言うより、避けれなかった様に見えるけどな。谷川さんが書いてた背中を向けての胡座。若い時のフィリオは雰囲気のある美少年だな。

退会済み

No.030 2016/05/18 19:38

「美しい闘い」実現したかったらUFCみたいに #巌流島 もその日の「立役者」「名勝負」を選んで表彰し、多少のボーナスを与えるべき。外人は特に評価されるのを喜ぶし、試合の意図を事前に選手に説明し、主催者が選ぶ試合のパターンで 外国人選手にも自然に伝わってそういう試合が増えていくよ。

谷川貞治

No.027 2016/05/15 23:37

グーとパーをしっかりやっているのは、むしろ日本の少林寺拳法ですね。中国でも合掌するパターンもあって、結構曖昧。僕は何かをお願いしたり、感謝したり、祈ったりするイメージの合掌よりも、「拳を収める」というグーパーのほうが好きです。少林寺拳法の場合、その姿勢で頭は絶対に下げないけど、合掌して頭を下げてる人も多いですからね。あれは特にプロには合わないなぁ。あと、フルコン空手系の十字を切っての「押忍」。これも拳を収める姿勢で好きです。あの「押忍」もむやみに深く頭を下げません。ペコペコするのは好きじゃないです。

アニマル あき

No.026 2016/05/15 23:33

https://www.youtube.com/watch?v=LX76BnkCNIU格闘技ではないですけど、この勝負も好きなんですよね、怪物江川vs最強助っ人バース。当時、既に衰えが見えてた江川ですが、最強の打者相手に敬遠、変化球に逃げずにストレートで真っ向勝負。結果、場外ホームランを打たれて当時の監督の王選手の記録に並ばれた訳ですけど。観客が見たいのは江川vsバースの互いのプライドを賭けた勝負な訳でね、それに比べたらチームの勝敗すら、どうでもいいじゃないかとすら思える。選手には観客が求めてる物を空かさないで欲しい。それで勝った所で次に見たいかと言われれば、いやもう興味ないよと言われるのが関の山。勝敗だけに拘るのは小物、観客に対してどれだけ印象的な場面を脳裏に刻み込むかがスターだと思う。

アニマル あき

No.025 2016/05/15 23:01

田村選手が場外で頭打ってタイムストップになった時にゴーシュが正座して待ってましたね。柔道や柔術の道場では最初に皆、揃って正座して礼、終わる時も皆揃って正座して礼が基本になってるから外国人でも柔道や柔術習ってる人は知ってるんでしょうね。でも、最近は日本ではそういう面倒臭いのは嫌がられてジムに好きな時間に来て、好きな時間に終わって帰るってのが増えてますけど、挨拶はしますが。合掌も外国人の方が好きそう、日本人でも少林拳の僧侶等がするグーとパーを合わせての合掌とかしてみたくなるし。

谷川貞治

No.024 2016/05/15 20:05

僕は極真の大会で好きなところは、何かあるごとに「座らせる」ところです。顔面パンチの反則があって、倒れた相手がドクターに診てもらっている時、あるいは一本負けして相手がのびている時に一方の選手は後ろを向いて座る。こういうところに武道的な美しさを感じる。大会前の試し割りの時もそうですね。特にすごく絵になっていたのが、八巻建志選手でした。

伊藤三世

No.022 2016/05/15 03:05

ミルコ・クロコップvsイゴール・ボブチャンチン戦のハイキックの決着シーンは、未だに僕の中では1番美しいと感じる名場面だ。

ボブチャンチンはボディへのミドルキックが効かされており、ハイキックが来た時に思わずガードを下げてしまう。

このシーンはスローモーションで何度も見たが、ボブチャンチンが腹部を守ろうと下げる手と、ミルコの足がギリギリすれ違う形で足が頭部にヒットしている。

その絶妙なタイミングも含めて本当に美しい。

それは刀のように研ぎすまされた者同士の試合だからこそ生み出された名場面ではないかと思う。

そんな、洗練されたヒリヒリした試合を、巌流島にも期待したい。

柴田和則

No.020 2016/05/15 01:42

レロ、ジダが主催側からお願いしてもいないのに、KOした相手に向いて正座していたのが印象的でした。どこで覚えたんだろうか。外国人選手の武士道観について話を聞いてみたい。日本人以上に、海外の人達のほうがそういうものに価値を見出だしていたりするので。

谷川貞治

No.019 2016/05/15 00:17

試合の「所作」で言えば、アニマルさんが言うペンじゃないけど、必要以上の勝利の表現は好きじゃないし、必要以上の相手を敬う表現も好きではありません。勝負の緊張感が削げるし、勝負自体が軽いものになってしまいます。例えば、前回の『巌流島』では前半のKO5試合はいい試合だったけど、全試合始まるときに選手が中央でグローブを合わせているんだよね。あれじゃ、両サイドの俵から始める意味がない。「はじめっ!」の合図で勝負が始まってるんだから、それからグローブを合わせる必要がない。緊張感が台無しになると思います。僕はK-1の時から、試合中や試合が始まる前にグローブを合わせるのが嫌いでした。次回の巌流島では、やめさせたいと思います。

アニマル あき

No.018 2016/05/15 00:12

あんまり所作やしきたりに拘り過ぎて格闘家の生の感情が抑えられると面白くないから、そこら辺の匙加減は重要だと思います。試合前の礼とゴング(太鼓)後のグローブタッチ禁止は必要だと思います。そういうのは他の格闘技を参考にするより宮司さんとか綺麗な所作をする日本舞踊の家元、能楽師さん等にアドバイスを貰った方が良いと思いますけど。相手に対する礼儀とか観客に対する礼儀とか無事に戦える事に対する感謝とか何らかの裏付けがないと空疎な物に成ると思います。

アニマル あき

No.017 2016/05/14 23:46

https://www.youtube.com/watch?v=lYmDQwIg4zwこのペンvs宇野が大好きなんですよね。試合中は一瞬の隙も見せずに闘争本能満々の野獣、試合が終われば四方に礼。で自身の中でやったっぜて感じのガッツポーズで退場。これこそ、格闘家のある姿とすら思わせる。必要以上に試合後の相手と握手とか抱擁とかするより好き。

アニマル あき

No.016 2016/05/14 23:27

谷川さん、大きな間違いがあります。トーナメントに出てたのはホイラーじゃなくペケーニョです。確かにホイラーは元気とKIDの出世試合の相手として重要な役所でしたが。当時、無敵のチャンピオンとして修斗に君臨し、下馬評では大本命と目されていたペケーニョを忘れてはいけません。第一回のペケーニョと第二回のシャオリンがトーナメントの注目度と権威を上げてたと思います。で、そのペケーニョvsKIDが決勝で実現するのではと目されていました。そこに修斗とは縁も所縁もなく、半ば噛ませ犬、員数合わせ、ギャラが安いから当てがわれた思われてたのが所。その所英男が地上波初登場で大番狂わせを起こし一夜にしてシンデレラボーイとなり伏兵としてトーナメントを盛り上げたのがヒーローズが波に乗れた一因と言えるんじゃないかと。そこで一発屋で終わらず、結構負けてますが今も人気者なのが凄い所、試合に対する考え方だと思いますけど。でも、残念だったのはここが始まりだと思ったら元気もKIDもトーナメントに出たのは、これが最初で最後だった事ですね。それだけに決勝で2人の対戦が実現して良かったです。今、思うと、もっと元気さんの体調が良い時にHERO'Sが出来てて欲しかった、体力的に全盛期だったKIDにレスリングに行かずに体重的に厳しいとは思いますがカルバン戦、シャオリン戦等が見たかったとは思いますけど、仕方ない。もっと言えば宇野選手にKO勝ちしてたハンセンにトーナメントに出て貰って元気戦、KID戦が見たかった。ラスボスとしてペンもと言えばきりがないですけど。

谷川貞治

No.015 2016/05/14 21:24

僕は巌流島の「試合」の所作も見直したいと思っています。審判の所作やら、試合の始め方、終わり方。やっぱり極真などの大会を見ると、この所作が素晴らしいし、大相撲なんて「所作」や「しきたり」が世界に類のない見事な世界観を作り出している。巌流島を作っていく上で、また美しい闘いを生み出すためにも重要だと思っています。

谷川貞治

No.014 2016/05/14 21:00

二天一流さん、ありがとうございます。勉強になります。

Wミノルさんのいうように、巌流島ではバックボーンの技術を生かした攻撃でダメージを与えると、判定に有利となります。近々、ルール改正をきちんと明文化します。また、巌流島のルールブックは「規則」だけでなく、精神を盛り込もうと思っています。今回の「公開検証Final」を受けて、決めたいと思います。

退会済み

No.013 2016/05/14 10:46

UFCでのホイスや、ヒクソンの闘いも何だかんだ言っても無駄を極力排除した勝つ為に一番合理的な「美しい闘い」でしたよね。
ただヒクソンは船木戦で船木を失神させた後に「足蹴」にしました。
これは相手への尊敬の念を欠いた、武士道に反する行為でしたね。

退会済み

No.012 2016/05/14 10:39

菊野さんの以前の提案の明文化として「美学奨励ルール・・・自分のバックボーンの格闘技の技で勝ったらポイント&ボーナス」という風に考えてましたが、
ルールディレクターの大成さんによると、「そしてこれが大事なところなのですが、自分の得意な技、例えばカポエラの選手がビュンビュンとキックを繰り出したり、相撲の選手がガンガンと前に出て相手を押し出そうとすると+1ポイントが加えられます。これがあるから選手は積極的に技を出すのです。減点じゃなくて加点と言うのも、何となく前向きな響きでイイじゃないですか。」と実際の試合でも判定に反映させてるんですね。
こういう事を続けていけば自分の美学に恥じない「美しい闘い」が実現していくのではないかと思います。

勝田 晴美

No.011 2016/05/14 06:00

潔い負けとは、負けの設定を瞬間的に死んだとみなして深く悟れるかどうかにあります。
ただし、死の直前までは全力である必要がある。

己の成長へ如何に合理的に繋ぐか、というのが本来の試合のあり方であり、試合の相手を戦闘不能にしてまで勝利してはならず、反面、怪我をするのを恐れて逃げ腰になってもならない。

常に余裕ある勝利が望めるような修練を重ねなければ、とてもではないが真の危機に直面した時、勝利を収める事はできない。
つまり、潔い負けと美しい勝利とは、自分と相手の闘いではなく、このように自分の内なる敵との闘いです。

一人に千回勝つことは、千人の敵に自由に勝つことです。
従って相手を労わり尊敬しなければ千回も立ち会うことはできない。
そして、互いの成長なくしては、この千もの闘いは無意味でしょう。
この再現性を自由自在に可能とする者が武道(兵法)の達人であり、達人が達人となるまでの過程に必要なのが立合い。つまり武道にとって立合い(試合)が不可欠である理由です。

谷川貞治

No.010 2016/05/13 00:30

アニマルさんの挙げた高谷vs元気。このHERO'Sのトーナメントは我ながら本当に面白かった。KID、元気、宇野、所、高谷、宮田、レミーガー、ホイラーって、凄いキャラもあって、実力のある8人でトーナメントができたのは夢のよう。この試合、元気君は「高谷は気が強いんで勢いづかせないよう、スカしまくって勝ちます」と言っていたような気がします。元気君は相手によって全然戦法を変えて闘う選手でしたね。

アニマル あき

No.007 2016/05/12 16:19

https://www.youtube.com/watch?v=m6b5KQz__F4元気vs高谷の元気の変幻自在、柔剛一体の動きから十字を囮に三角を決めての合掌は惚れ惚れするな。こう言うサイコロジーが感じれる試合をする選手は好きだな。時間内で罠を張り巡らせて最後に綺麗に決めるってのが格闘技の奥深さが感じれて面白いと思うんだよな。理屈抜きのフィジカルで勝つ選手も好きだけど。

勝田 晴美

No.005 2016/05/12 12:26

巌流島の目指す美しい闘いとは、武士道精神を伴った清々しい闘いであると理解致しますが、厳密に申し上げますと、過去に、いまから下記に記す要素を全て満たす結果に導く競技ルールで行った興行が存在しなかったわけですから、興行試合から選手名や試合例を挙げることは難しいでしょう。
ただし、プライベートでの他流同士のスパーリング等では数え切れないほど存在すると思います。

武士道
訓練相手を敬う心➡︎お陰様の精神
仮想現実を認める➡︎みなしの文化
試合とは殺し合いではなく、実戦訓練の延長線上である。

試合中のあらゆる事故は恥であり、不名誉な事である。
同時に試合中や試合後の試合相手に対する敬心以外の感情露呈も、未熟とみなされ恥となる。
〔勝田兼充〕

アニマル あき

No.003 2016/05/12 01:33

フィリオvsホーストは全く記憶にないですね、フィリオvsベルナルドなら間合い地獄と言うか何と言うか、観客がブーイングしてたのは覚えてる。綺麗な戦いと言えばゲガール・ムサシかな、ハントに一瞬で決めたアーム・バー、ジャカレイを下からの蹴りでKOした試合、Kー1ルールで圧勝した武蔵戦と常に冷静沈着で余裕があって綺麗な戦いをするんですよね、深追いせずに自分で勝ったと見極めて、全く泥臭くなく凄惨でもない、勝った瞬間ヒューと口笛でも吹いて拍手したくなる選手。アルバレスも爽快な試合をする気持ちの良い選手だったな、真正面からの真っ向勝負で。ハンセン戦も川尻戦も日本では珍しく観客が自発的にスタンディングオベーションしてたし。ああいう選手等を見たい。