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【速報】「巌流島は従来の格闘技ではない! レロにも勝てる!」 菊野が宣言どおり体格差を克服して勝利!

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9月2日(土)、都内で9.2『巌流島 ADAUCHI 2017 in MAIHAMA ~サムライたちの仇討ち(REVENGE)~』が開催された。

第一試合、達人クラッシャー中島大志と、謎すぎるインド王族武術マハーラージャ カルーリカ&ヨーガの真王DATEの対戦。相撲出身の中島が押し出しを狙うが、真王DATEは腰が重く許さない。真王DATEは道着を掴んでの打撃でダメージを蓄積させていくが、2R、中島は相撲の意地を見せて突進。押し出し2、有効2を奪って合わせ一本勝ちした。

第二試合、沖縄拳法空手の種市純也がプロデビューで、ムエタイのクンタップ・チャロンチャイに挑む。種市は試合前の宣言通り、積極的に前に出る。途中、種市はクンタップのミドルキックやヒザ蹴りのムエタイ殺法により出血。ドクターチェックが入る。3R、種市は自らほぼノーガードの打ち合いに誘いこみ、激しい削りあいのすえに種市が力尽きた。

人気上昇中の陰キャラ王子・原翔大が登場。キックボクサー般若HASHIMOTOの仇討ちを受けて立った。原翔大は、打撃、掴み、投げと何でもありの実戦空手で攻める。しかし、般若もキックボクサーながら冷静に対応。攻めあぐねた原が、打撃からのテイクダウンを連発し、確実に判定勝利を得た。

超新星シビサイ頌真が、ヘビー級のハードパンチャー楠ジャイロと対戦。1R、ジャイロの強い左フックが顔をかすめるが、シビサイは「全然、大丈夫」と余裕のアピール。シビサイは、道着をつかむと豪快な大腰でジャイロの巨体を宙に舞わせる。そのままパウンドを連発し勝利した。

Mr. パンクラス近藤有己がまさかの巌流島初参戦。K-1 MAX第一回大会で魔裟斗と激闘を繰り広げた後藤龍治と対戦した。近藤はパンチとローで出入りし、不動心で淡々とリードしていく。42歳にしていまだ衰えぬスタミナでコツコツ打撃を当て続け、3R判定勝利した。

カポエイラのマーカス・ヴィニシアスが、弟のレロに勝っているミケーレ・ベルギネリに仇討ちを果たした。ベルギネリは前回のレロ戦と同じく、距離を詰めて潰しにかかる。ベルギネリのパンチでヴィニシアスが後退、自ら足を踏み外すように転落してしまう。少し間を置き、動きの戻ったヴィニシアスは、積極的に前に出る。ヴィニシアスが道着を掴んでの左ヒザを突き刺すと、ベルギネリが崩れるように倒れ、ヴィニシアスの1R KO勝ちとなった。

パンクラス現役王者ロッキー川村と、巌流島二度目の参戦となる関根“シュレック”秀樹が激突。ロッキーはフットワークとスピートで距離を保とうとするが、ひとたび道着を掴むと、柔術・柔道をバックボーンに持つ関根の独壇場。道着でロッキーの動きを制圧し、重いパンチを叩き込んでいく。3R、攻勢だった関根に疲れが見えると、ロッキーはテイクダウンを許さず、パンチを当てて猛追。1R・2Rを優位に進めた関根が、判定2-1で勝利した。

この日、最後の試合は巌流島のメインイベンター菊野克紀。対するは、巌流島の外国人エースのマーカス・レロ・アウレリオ。レロは94.3kgというヘビー級の体でこの試合に臨んできた。菊野は体格差をものともしない前進で、むしろヘビー級のレロを圧倒。戸惑うレロが強引に前に出てくると、今度は相手の力を利して、まさかの巴投げで場外転落を奪う。レロはこのときに足を痛めか、動きが鈍る。レロは得意のカポエイラ式回し蹴りを放とうとしたところで、自ら倒れこみ、足を押さえながら苦悶の表情。続行不能で、菊野の一本勝ちとなった。

菊野は試合前日の会見で語った「巌流島は従来の格闘技ではない。MMAであれば僕はレロ選手に歯が立たないと思う。(体重差があるため)組まれたら、そのまま潰されるでしょうから。でも実戦に近い巌流島であれば僕にも勝ち目がある」という言葉を、見事に実証してみせた。