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前田日明 × シビサイ頌真 「新・格闘王伝説」は誕生するか?

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5・6 巌流島・舞浜大会に初登場する超新星・シビサイ頌真。巌流島の谷川貞治プロデューサーは「K-1の佐竹選手や武蔵選手、極真の八巻選手を最初に見た時より、全然大きい。まるで20代の頃の前田日明を見ているようだ」と評価したが、その前田日明氏とシビサイ頌真の対面が遂に実現した。
 

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もともと谷川プロデューサーがシビサイを知ったのは、彼が10代の頃。ある人に紹介されて、将来のK-1のエース候補として考えていた。しかし、その後K-1を運営していたFEGは破産。シビサイともしばらく疎遠となっていた。そんな矢先に巌流島の誕生。26歳となったシビサイは、1・3巌流島を観戦し、今回の出場を決意したのだった。そんなシビサイを連れて前田日明氏を表敬訪問。シビサイを一目見た前田は「おお、大きいね」と興味津々。それから、シビサイに対して質問攻めにした。

「何やってたの?」
「柔術は誰に習ったの? パラエストラ?」
「キックはどこで?」
「倉本先生にはどんなことを習ってるの?」
「親は大きいの?」
「兄弟は?」
「ベンチプレスはどれくらい挙げる?」
「スパーリング相手はいるの?」
「どこで試合してんの?」
「戦績は?」
「仕事は何してる?」

その都度、緊張しながら答えるシビサイ。
 

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前田氏に感想を聞くと、「確かに最近、ここまで大きい日本人は見たことないね。身長は俺と同じ。でも俺より大きく見える。俺も50後半になったから、1センチくらい縮んだかな(笑)」

「今、格闘技界はどんどん軽量化していて、軽量級は人材が多いけど、格闘技をもう一度ブームにするにはヘビー級だよ。ヘビー級じゃないとブームは作れない!」

「問題はスパリーングだよ。彼のようなタイプは、日本じゃ強くなれない。同じくらいのバケモノがいる、オランダとか、ロシアのジムに放り込んで、『オレ、どうなっちゃうんだろう? 生きて帰れるのかな?』というくらいの思いをしないとダメ。彼らにむちゃくちゃにされて、その中でも生き残れてこそ、本物になれるよ」

それに対して、「興味あります」と答えるシビサイ。

谷川プロデューサーが「彼は優しいところが欠点。前田さんのようなトンパチな部分が全然ないんですよ」と言うと、「いや、強いヤツはみんな優しいんだよ。優しいことは全然関係ない。格闘家はね、蓑虫と一緒で中身はみんな同じ。みんな優しいの。でも、自分でどんな蓑をまとって大きくなれるかと言うことなんだよ」と前田氏。

シビサイは「自分は巌流島も興味ありますが、総合格闘技も好きなんで、ぜひ前田さんがリングスをやるようなことがあれば、よろしくお願いします」と挨拶。

かつて「新格闘王」と呼ばれた前田日明。その伝説はシビサイに受け継がれるか?

「とにかく実績を積まないと、結果を出さないとダメですね」とシビサイ。「これからもよろしくお願いします」と挨拶して別れた。タイミングが合えば5・6巌流島を観戦する予定の前田日明氏。早くもシビサイには興味を示してくれた。倉本成春師範に、前田日明氏。

果たして、シビサイ頌真はその期待に応えられるか?

 
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5・6巌流島の大会情報はコチラ⇒
『WAY OF THE SAMURAI 2017 in MAIHAMA』