警察官最強だった男・関根“シュレック”秀樹！  その風貌、その肉体だけで、すでにスター性抜群のこの男に巌流島・初参戦の意気込みを聞いてみた。SNSで発信している言葉からは、武道家らしい、真面目さが伝わってくるが、巌流島でブレイクできるか？

巌流島は楽しそうだから出る！

————昨年、43歳という年齢で警察の仕事を辞め、格闘技に専念しているシュレック関根選手ですが、現在の練習環境は？

シュレック　今は格闘技一本なので、朝から柔術やボクシングの練習をしています。警察のときは当直で朝から次の日の昼まで働いて、そこから寝て、また仕事という毎日で、なかなか自分の練習の時間が取れませんでした。今は朝から練習して昼から休憩し、また夜からトレーニングできます。そこから真夜中に帰宅して、睡眠をとり、また朝から練習という日々です。

————日々、練習漬けの環境になっているわけですね。

シュレック　それぐらい他のことを犠牲にして練習しないと、僕の場合はもう若くないのでね。現役格闘家として、自分に残された時間は限られていますので。

————年齢による体力面の変化はどうですか？

シュレック　う〜ん、ケガの治りは遅くなりましたかね。でも疲労に関しては、しっかりとした休養と食事、サプリに気をつけていれば、ちゃんとリカバーできます。どうしても疲れが抜けない場合は、練習を休んで回復を待ちます。無理しちゃうとケガしちゃいますし。休むときはちゃんと休みというのは、おじさんになって出来るようになったことですね（笑）。

————大人の男の余裕ですね（笑）。

シュレック　要は仕事を辞めて、毎日練習できる環境になったからこそ、“休む”という選択ができるんですよね。警察の仕事をしていたときは、練習する時間自体が限られていたので、休むという発想はできませんでした。休めないのでさらに疲れが溜まっていく、という悪循環に陥ってましたね。

————環境の変化は大事ですか？

シュレック　環境が新しくなると、刺激が増え、脳が活性化されていいですよ。ジムで子供たちが練習しているのを見るのも、おじさんにとってはいい刺激になります。自分も負けてられないなって（笑）。

————ただ、そうはいっても警察という安定した仕事を辞めて、フリーの身になって不安もあるんじゃないですか？

シュレック　みんなそう言うんですけど、それってすごく日本人的な発想だと思うんですよね。僕は今できることをやる、そして今を楽しむことが大事だと思うんです。人生を楽しむというのは、今を楽しむことなわけで。警察官は安定していると言いますけど、それだっていつどうなるかは分からないわけですよ。仕事のし過ぎで倒れるかも分からないし、病気になる人もいるし、どうなるかは分からない。その日その日を一生懸命に楽しんで生きる、というのが今一番大切に思っていることです。

————警察を辞めたことは後悔していないわけですね？

シュレック　まったく後悔してないですね。むしろ人生が楽しくなりましたよ。毎日が楽しくてしょうがないです。楽しみながら毎日、一生懸命やっていれば、答は自然とついてくるものですから。

————では5月6日の巌流島も楽しみにいく？

シュレック　そうですね。巌流島は楽しそうだから出ようと思ったわけで、そうじゃなかったら参戦していないです。出場が決まってから、新しいことに取り組むのがすごく楽しいですし、大会当日までの残りの時間も楽しいものになると確信しています。

————何かとても充実しているのが伝わってきます。

シュレック　おかげさまで充実してますねぇ。

————それではバル・ハーン選手との試合では、楽しんで生きている人間の強さを見させていただきます。

シュレック　はい、一生懸命やりますのでよろしくお願いします！

5・6巌流島の大会情報はコチラ⇒

『WAY OF THE SAMURAI 2017 in MAIHAMA』