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「倉本先生のところでは、全身武器化の鍛錬を行なっています」 期待の大器シビサイ頌真インタビュー

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巌流島に遂に待望の大型ヘビー級の新星が登場する。その名は「シビサイ頌真」。193センチ、110キロの肉体はまさに前田日明級。しかも、柔術、キックボクシングだけでなく、伝説の達人・倉本成春師範の元で武術を学ぶまさに巌流島が求めていた20代。その素顔に迫る!

サムネ

日本人だけでなく、ラオスとフランスの血が入っています!

————これまでの格闘技歴を教えてください。

シビサイ 中学から柔道を始めて、空手、柔術と武道をやってきました。プロではMMA6411無効試合、キックボクシングが11分です。

————シビサイ選手は、お父さんがラオス出身で、日本人のお母さんとのハーフとのことですが、その193センチの長身は父親譲りですか?

シビサイ いえ、両親は身長が高いわけではなく、家族で僕だけが大きいんです。

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————お父さんはラオスの伝統武術をやっていたりとか?

シビサイ いや、父は格闘技の経験はないです(笑)。

————シビサイ選手のアジア人離れした体格はどこから来ているんでしょうね?

シビサイ う〜ん。あと僕にはフランス人の血も入っているんですけど。

————フランスの統治を経ているラオスゆえのルーツがあるんですね。シビサイ選手ほど大きい選手だと、日本ではなかなか対戦相手が見つからないと思いますが、今度対戦するホンシュウ・ビワコ選手はアフリカの重量級ファイターです。

シビサイ 海外の選手と闘うのは楽しみですね。

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————ビワコ選手は片手で殴り合うナイジェリアの部族ボクシングの選手です。

シビサイ アジアの外の選手とやるのは初めてなので、やりがいがあります。

————シビサイ選手は、武道・武術界では生ける伝説として知られる倉本成春先生の倉本塾に通われてるんですよね?

シビサイ 倉本塾にはもう6年くらい通わせていただいて、色々勉強させてもらっています。倉本先生のことは中学生の頃から雑誌で拝見していて、すごい武術家の方だという認識でいました。

武術界の生ける伝説、倉本塾塾長・倉本成春

武術界の生ける伝説、倉本塾塾長・倉本成春

 

————倉本先生からはどんなことを学んでいるんですか?

シビサイ MMAのセオリーとはまた違う独自の体の使い方や、効率よく相手に力を伝える方法などを教えていただいていて、すごく勉強になっています。急所の突き方であったりとか。あと倉本塾といえば、拳やスネを固くする部位鍛錬が有名ですよね。倉本先生みずから考案された巻き藁や砂袋の器具を使って「全身武器化」の鍛錬をしています。

————人間凶器・倉本成春式の肉体鍛錬法ですね。倉本先生の凄さや怖さってどういうところですか?

シビサイ 人格者で優しい方ですよ。ただ、倉本先生の場合はもう格闘家としてというよりも、人として、いや、生物として凄いという次元ですね。身震いするような恐ろしさを秘めている方です。

————“生物として凄い”ですか・・・。倉本塾を代表して闘うという意識はある?

シビサイ そうですね。負けられないですね。

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————巌流島の試合に向けて、倉本先生からアドバイスをいただいていますか?

シビサイ 巌流島の試合での体の使い方とかを教えていただこうと思っています。

————シビサイ選手自身は巌流島でどんな試合をしたいですか?

シビサイ 殴り合いをしたいですね。対戦相手のビワコ選手もファンもそれを望んでいるでしょうから。思いきって倒しにいきます。

5・6巌流島の大会情報はコチラ⇒
『WAY OF THE SAMURAI 2017 in MAIHAMA』