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「大きいやつに勝って、教え子や世界中のファンに夢と希望を与えたい!」 巌流島のもう一人のエース・小見川道大インタビュー!

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巌流島のもう一人のエース・NEO柔道の小見川道大。菊野と同じく5・6巌流島では、体重差45キロのキックボクサーと無差別級の闘いに挑む。果たして、必殺の巴投げは115キロの相手に通用するのか? 小見川に話を聞いてみた。

サムネ

大きい相手に有効なのは、巴投げと足から崩す技

————5.6舞浜大会で115kgのキックボクシング王者、ジャイロ楠選手との対戦が決まりました。

小見川 すごく楽しみにしています。ヘビー級の選手を相手に「あんなことをやってみよう。こんなこともやってみよう」と考えるのが楽しくて。イメージしているものを試合で出せたらいいですね。

————どんなイメージか少しだけ教えてもらえますか?

小見川 大きい相手に対して自分の柔道を出せるか、相手の打撃をかいくぐって柔道技をかけられるか。そういうイメージですね。

————小見川選手のNEO柔道というと、昨年10月のトーナメントでは当て身(打撃)で相手を倒していましたが、今回はつかんで勝負ですか?

小見川 最終的にはつかむんですけど、初めから組めるわけではないので、攻防のなかで接近して組みに持っていきたいと思います。僕の当て身は接近戦を想定したものであって、あくまでいかに柔道の技に持ち込むかというのが基本になっているので、そこからの勝負ですね。

————大きな相手に有効な柔道技はどういうものでしょうか?

小見川 僕の得意な巴投げであったり、足払い、小内刈といった足技での崩しが有効ですね。

————柔道時代に大きい相手と対戦するのはいやなものでしたか? それとも燃えていた?

小見川 やってやろうという気持ちになっていましたね。でも柔道では小学生の頃からずっと大きな相手とやってきたので、実は無差別級に対して違和感はないんですよね。柔道では普通にやっていたことなので。

————では柔道出身の選手は比較的、無差別級に抵抗がないということでしょうか?

小見川 どうでしょうね。僕だけかもしれないですけど(笑)。ただ、今回は柔道ではなく巌流島なので、そこは別物です。最初から組んで始まるわけじゃないし、組みにいったところで殴られるかもしれないし。そこで攻撃をかいくぐって自分の技を出したいですね。

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————相手のジャイロ楠選手はボクシング経験者でパンチが強いですが対策は?

小見川 同階級の選手の倍以上の威力のパンチが飛んでくると思うので、それは脅威ですよね。ヘビー級の選手を相手にパンチ対策はしています。ただ、ヘビー級が相手だと激しいスパーリングはできないですけどね。それをしたら僕が試合前に壊れてしまうので。

————やはりヘビー級の相手に対峙するのは、それだけ危険なことですよね。

小見川 確かにそうですね。でもまぁ、相手が大きくても自分のスタイルは変えないですよ。いつもの自分の闘い方で勝負します。

————軽量級の選手のアドバンテージはスピードになるかと思います。

小見川 止まったら終わりだと思うので、とことん動き続けて、相手を翻弄していきたいです。そこから勝機を見出だしていきたい。

————小見川さんにとって今度の試合のテーマは、やはり「柔よく剛を制す」を体現することでしょうか?

小見川 そうですね。教え子たちも見てるし、世界中の格闘技ファンも見てくれるでしょうから、勇気を持って、夢と希望を与えられる試合をしたいです。大きな相手を柔道技でぶん投げてみせるので、楽しみにしていてください!

5・6巌流島の大会情報はコチラ⇒
『WAY OF THE SAMURAI 2017 in MAIHAMA』