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ファンが望む道着が作れるのか? 道着製作ミーティングにファン代表が参加!

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 先日、試合のコスチュームとなる道着について、実行委員会のメンバーである松本天心・日本コマンドサンボ協会理事長と谷川貞治『巌流島』事務局広報部長が、武道・格闘技ショップの老舗「ISAMI」の磯社長にアドバイスをいただいた模様を紹介しました。

 その時には、意外(?)にも、巌流島ルールで闘うのに適した道着はサンボで使用されているものが一番近いのではないかという話になったことをお伝えしましたが、より具体化していくためのミーティングが再び「ISAMI」さんで行われました。

 なんと、今回は『巌流島』サイトの議論で試合場やコスチュームをご自身で描いてアップしてくれるなど、積極的に参加してくださっている伊藤三世(議論で使用されている名前)さんが、ファンの皆さんの代表ということで参加してくれました。

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ベースとなるサンボ着に実際に触れながら、ご自身の希望が可能かどうかを磯社長に確認する伊藤さん
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自ら描いてきたデザイン画を見せながら、松本氏、磯社長にプレゼンをしていた伊藤さん

 伊藤さんはファンの皆さんや有識者の意見で作り上げられていくという「巌流島」のコンセプトに非常に興味を持ってくださり、議論でも連日様々な意見を出してくれてますが、この日のミーティングでは議論でファンの皆さんが出して下さった意見を元に作成したデザイン画を持参してプレゼンテーションをしてくれました。

 

 そして、理想に一歩でも近づけるようにと、襟の形や帯の長さなど細部に渡ったこだわりの部分が実現可能かどうかをいくつも磯社長に質問。今後は今回の打ち合わせを受けて、伊藤さんがさらにデザインを作り上げ、「ISAMI」さんで試作品を作っていただくという流れになりました。

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道着だけでなく、道着の下に履くものやヒジパットなども、磯社長がいくつか候補を見せてくれました。「ヒジパットは選手はズレてやりにくいから嫌がりますよね」と松本氏。このあたりはルールにヒジありかヒジなしになるかで大きく変わってきそうです

 前回に続き、忙しい中、ご協力くださっている「ISAMI」の磯社長は、ファン代表の伊藤さんも参加して行われた今回のミーティングについて「巌流島については結構、格闘技界でも話題になってて、僕らも応援していきたいです。こうしてファンの声を取り入れていくところが面白いですよね。業界にどっぷり浸かっていると見えないものがいっぱいあるので、格闘技復興のいい起爆剤になると思います。ルールも議論して作っていく過程を見てるだけで楽しいし、このルールで相撲取りとか、アメフトの選手とか、どうなるのか幻想があります。道着については、競技になれば普及すると思います。この10年間で言えば、柔術がそうだったように、競技として普及して初めて売れるようになって来るものです」とコメント。

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普段は会社員として勤めているため、覆面を被って参加した伊藤さん。お仕事もデザイン関係をされているとあって、被っている覆面も実は伊藤さんがデザインされたものだそうです

 ファン代表として参加した伊藤三世さんは「巌流島の第一回大会に向け、最終的な道着やグローブなどのデザインを決める打ち合わせに参加させて頂きました。私はデザイナーとしての視点で、谷川さんはプロデューサー的な視点で、ISAMIさんの磯社長は現物を作る立場での視点で、松本さんは実践を踏まえた選手の視点で、とそれぞれ違った立場での意見を交えつつ、ファンの議論によって生まれた複数の選択肢の中から、最終的な結論を出して行くという、非常に責任のある、刺激的な時間を過ごさせていただきました。この巌流島のコンテンツの持つ面白さや、それに関わる人達の熱量が業界全体に伝わって行く様に、これから全力でデザインに取り組みたいと思います。本日はありがとうございました」と打ち合わせの感想を述べてくれました。

 どうやら、巌流島オリジナル道着は、サンボの道着をベースにして細かい部分の変化が加えられ、最初の試作品ができる模様。伊藤さんデザインによる試作品がどんなものになるのか、どうぞ、ご期待ください!