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「ジークンドーは形にとらわれない武術です。巌流島でできることは何でもやります」(レオナルド・ブラマ)

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巌流島初登場!  ジークンドーの使い手ブラマ、インタビュー

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世界的に有名なブルース・リー創設のジークンドー。その使い手が遂に巌流島初登場! 果たしてジークンドーとはどんな武術なのか?  それは実戦で通用するのか?  ブラマとはどんな選手なのか?  話を聞いてみた。

————ブラマ選手がこれまで学んできた格闘技を教えてください。

ブラマ ジークンドー、カンフー、さらにムエタイや柔術も学んできました。

————ジークンドーとはどんな格闘技ですか?

ブラマ ジークンドーは、ブルース・リーが創始したマーシャルアーツで、多種多様な武術の要素を取り入れて生み出されたものです。ブルース・リーは、伝統派の武術があまりに形骸的になりすぎていると感じ、実戦的な武術の復興を志しました。彼が目指したのは、形のない流派です。なんでもありで、決まりやパターンが存在しない自由な武術を目指したんです。様々な伝統武術から知識や技術を採用しながら、同時に何物にもとらわれない。闘いにおける形式や制限といったものは、ブルース・リーのジークンドーの哲学に反するものなのです。

————ブラマ選手にとってブルース・リーとは?

ブラマ 私がマーシャルアーツに惹かれたのは、4歳のときにブルース・リーの『ドラゴン/ブルース・リー物語』という映画を観たのがきっかけです。この作品を通して幼いながらも衝撃を受けた私は、ブルース・リーの映画を観て、本を読み、彼の生き方や考え方を学んでいきました。もちろん彼の映画はすべて観ましたよ。さらに実際に道場に通い、ジークンドーなどの武術を習い始めたんです。常にブルース・リーの教えに近づくことを意識して修練してきました。

————プロの試合で、ジークンドーのどんなところを生かそうと思っていますか?

ブラマ ジークンドーには制限や形式はありませんので、巌流島のルールの範囲でできることは何でもやります。巌流島ルールだと、ジークンドーの特徴的な技である目突きや金的蹴りは使えなくなりますが、サイドキックやスピンキックなど、試合で有効な技はたくさんあります。ジークンドーには西洋的なボクシングなどの格闘技とは異なるパンチや蹴り、ヒザ蹴りが存在しますから。

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————対戦相手の田村潔司選手のことは知っていますか?

ブラマ 田村選手はレジェンドですから、もちろん知っています。ヘンゾ・グレイシー、レナード・ババル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ヴァンダレイ・シウバら多くの有名選手と闘ってきましたよね。彼はこれまでプロ格闘技で50試合くらい闘ってきて、その7割以上に勝利している本当に経験豊富な選手です。

————巌流島のルールについてはどう思いますか?

ブラマ 巌流島はマーシャルアーツの理想の姿を現実にする、素晴らしい実験の場だと思います。あの円形の舞台はリングやケージと違い、日本武道の相撲の闘いを有効にします。そして道着の着用により、柔道などの伝統的な武術の戦術が有効になります。こういった要素が巌流島をMMAとは異なる闘いの場にしています。

————日本には武道といった精神性を格闘技に求めるところがあります。ジークンドーの闘いの理念は何ですか?

ブラマ ジークンドーの哲学は、ジークンドーを格闘技としてのみではなく、生き方に置き換えて考えることです。護身の武術を、生きていくために人生全般に役立てるんです。ブルース・リーは、人生とは移ろいやすく、常に変化と挑戦を求められるものだと考えました。人生では、経済や健康、精神などが常に予測不可能な状態で続いていきます。突然、仕事を失うかもしれないし、ガンの宣告をされるかもしれない。単にパンチをどう避けるかだけではなく、こういった人生の問題にどう対処していくかがジークンドーの真髄です。闘いの真の意味を知ることで、人生の浮き沈みに対応できる強さを得ていくのです。

————巌流島でどんな闘いを見せたいですか?

ブラマ 尊敬する田村選手に向き合い、自分ができる全てのことをする。それだけです。

————日本の印象を教えてください。

ブラマ 長く豊かな歴史と伝統を持つ日本に行き、その文化を体感するのをとても楽しみにしています。

————最後に日本のファンにメッセージを!

ブラマ 最高の闘いをお見せしますので、私の試合を決して見逃さないでください。皆さんと会場でお会いするのを楽しみにしています。

1.3巌流島の大会チケット情報はコチラ⇒

『世界武術団体対抗戦 2017 in MAIHAMA 日本代表 vs 世界選抜』