田村潔司にまたしても災難が訪れた。なんと、ジークンドーと香港カンフーを修得する対戦相手のベルナルド・フン(香港)が負傷。事務局ではその様子を見守っていたが、途中から音信不通になり、道場のトレーナーさえも連絡が取れなくなってしまった。そこで、時間もないことから、責任を感じたジークンドー側が代わりの選手をすぐに用意。なんとイタリアでジークンドー、香港カンフーの使い手を出してきた。それが、レオナルド・ブラマ(28)だ。

したがって副将戦は「UWF vs ブルース・リーが創設したジークンドーの異種格闘技戦」に変わりなし。

レオナルド・ブラマ PROFILE

Leonardo Brama

●国籍・イタリア
●生年月日・1988年5月生まれ
●身長・180cm
●体重・77kg
●格闘技歴・ジークンドー、カンフー
●戦績・MMA1勝1分け

MMAの経験もある(1勝1分)ブラマは、試合や映像を見る限り、ベルナルド・フンよりはるかにイキが良く、実力は上。田村にとっては、今年3月大会・クラブマガ戦の悪夢が蘇る。3月大会の時も当初は、クラブマガの若き王者ナタネリ・パリシが対戦相手だったが、直前の負傷欠場のため、急遽クラブマガの教官ジャッキー・ゴーシュに変更。なんとこれがパリシより全然経験豊富な強豪で、田村がボロボロにされて惜敗するという結果になってしまった。2連敗している田村には、今度こそ勝ってもらいたいところだが、またしても正月気分で見ていられない試合となりそうだ。

しかも、ブッキングが難しいと言われる「赤いパンツの頑固者」の田村だが、なぜか巌流島のことは面白がってくれて、5大会中、すでに3大会も出場。それなのに対戦相手は今回を含めて毎回(4回)直前になって選手が変更するというアクシンデントに見舞われている。まさか、まさかの4連続直前変更。ああ、なんたる運命なのか？

それでも「仕方ない」とばかりに、文句も言わずに納得して受け入れてくれた田村。こうなったら、1・3 巌流島・舞浜大会の田村潔司を応援するしかない！

なお、オープニングファイトとして、田村潔司が主宰するU-FILE CAMP所属で、zst王者の濱岸正幸と、前回のアジア武術選手権大会で菊野克紀に敗れたテコンドーファイター、ハ・ウンピョの対戦が決定！ この試合は75キロ契約で行われる。

1.3巌流島の大会チケット情報はコチラ⇒

『世界武術団体対抗戦 2017 in MAIHAMA 日本代表 vs 世界選抜』