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明日はいよいよ記者会見第一弾! 猪木センスで査定してみてください

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文◎谷川貞治(巌流島プロデューサー)

文◎谷川貞治(巌流島プロデューサー)

 

明日、11月25日(金)午前11時から『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』の記者会見が行われ、マッチメイクの第一弾が発表される。何かの作品を描いたり、創作する場合、不特定多数のファンに向けるより、作り手は誰か私的な個人に向けたほうが圧倒的に世間に届いたりする。興行も全く同じだ。では、『INOKI BOM-BA-YE』は誰に向けて作るべきか?

今回、その答えは、私個人は猪木さんである。

サムネ

「谷川だったら、なんか面白いこと考えるだろう」

生前の猪木さんにそんなありがたい言葉をかけられた時、私が考えたことは「とにかく猪木さんを喜ばせる」ことに尽きた。今回のイベントは、猪木さんが喜ぶことを、ただただするべきだと思った。病床にいる猪木さんを喜ばせる。元気にさせる。それができたら、ファンは感動する。イベントは成功する。

「猪木さん、こんな若いヘビー級揃えましたよ」

「令和猪木軍作るってのはどうですか?」

「ミスターX出しましょうよ」

「猪木vsウィリー戦、やりたいですねぇ」

「オーちゃんにスカイダイビングさせますか?」

こんな報告を病床の猪木さんにする。猪木さんのことだ。面白い話なら、もっとハードルを上げてくるに違いない。それで、少しでも元気になっていただければ、それが何よりも成功の道だ。猪木さんに「つまんねえなぁ」と思われたら終わり。逆に少しでも、驚かせたり、ニヤリとさせられたら勝ちだ。そんな猪木さんとの勝負。そうなるだろうと、覚悟していた。

まさか、猪木さんが亡くなるとは思ってもいなかったが、亡くなった今も、僕は猪木さんに向けて何かを考えようとしている。

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明日から発表する対戦カード、仕掛けを見て、猪木さんはどう思うだろうか? ここで僕なりの猪木センスのキーワードをいくつか並べてみた。もしよかったら、ファンの皆さんも、これを基準に猪木的センスのイベントかどうか、対戦カードを査定していただきたい。猪木さんがいなくなった今、猪木さんがカードを見て、試合が終わってどう評価するかも想像しなくてはならない。

一つ10点満点として、20問で200満点。今度の『INOKI BOM-BA-YE』は、いったい何点取れるだろう。皆さんはどう考えますか?

【猪木的センスのキーワード】

1. 異種格闘技戦になっているか?
2. ヘビー級中心か?
3. RIZINと違うものになっているか?
4. 新日本プロレスと違うものになっているか?
5. 保守本流の逆を走っているか?
6. 競技に背を向けているか?
7. 世間に届いているか?
8. スキャンダルはあるか?
9. プロレスラーは主役か?
10. 日本人の大物対決はあるか?
11. スケール感はあるか?
12. マイナーなことしていないか?
13. 非常識なことしているか?
14. 無名なヤツを光らせているか?
15. 軍団抗争はあるか?
16. 己の仮想敵は明確か?
17. 点と点のストーリーを作っているか?
18. 怒りの感情を作っているか?
19. ファンを良い意味で裏切っているか?
20. そこにアントニオ猪木はいるか?

さて、何点まで取れるかな?

12.28チケット情報⇒ 『INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国