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12.28 INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国 – 令和猪木軍 vs 世界格闘技軍 –

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対戦カード

 

猪木ゲノム「日本最強の柔術家」が「オランダの狂拳」ラストファイトに挑む!『不屈の移民魂』継承! 猪木 “最期の希望” が世界へ羽ばたく!

MMAルール/5分×3R/92kg契約
イゴール・タナベ(柔術/ブラジル)vs メルヴィン・マヌーフ(キックボクシング/オランダ)

見所解説

イゴール・タナベは日系ブラジル4世で、両親の出稼ぎに伴って6歳の頃に来日。日本人と同じ小学校に通ったこともあり、イジメや差別を受けたイゴール少年が運命的に出合ったのは、日本人がブラジルに伝え、ブラジル人の手で育まれたブラジリアン柔術だった。

8年間連続で、柔術日本一に輝いた成績は、まさに柔術日本最強の男。しかも185センチ、90キロのヘビー級ということもあって、ブラジルを第二の故郷にもつアントニオ猪木が期待をかけた23歳の超新星である。

そのイゴールは、妻子の生活を楽にさせるためにも、プロファイターになることを決意。今回の猪木ボンバイエで本格的なデビュー戦となるイゴールの相手は、「オランダの狂犬」メルヴィン・マヌーフという世界的にも有名な強豪に決定した。

メルヴィンといえば、日本でもK-1やDynamite!!でレミー・ボンヤスキーやマーク・ハント、秋山成勲といったチャンピオンたちと激闘を繰り広げ、ブンブン振り回すパンチとキックのファイトスタイルで一斉を風靡。今年9月までは米国MMA団体ベラトールで活躍し、惜しまれながらラストファイトをしたばかり。今回の試合で日本でも引退試合を飾る意気込みだ。

打撃でガンガンいくファイトスタイルは、あのタフなマーク・ハントをも一撃KOした破壊力を持つ。一方、日本最強の柔術家のイゴールは、寝技で「ニンジャ」と呼ばれるほど動き回り、極め力の強さには定評がある。打撃のメルヴィンか? 関節技のイゴールか? スリリングな一戦となること間違いなしだ。

 

令和猪木軍結成の報を受け、元K-1王者が参戦直訴! RIZIN榊原CEOからの刺客! 「お祭り男」が猪木祭りを乗っ取るか?!

08_木村“フィリップ”ミノルVS矢地祐介

ルール調整中/71kg契約
木村”フィリップ”ミノル(キックボクシング/ブラジル)  vs 矢地祐介(MMA/日本)

見所解説

K-1との契約が切れ、電撃参戦してきた元K-1王者の木村”フィリップ”ミノル。いきなりの『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』参戦に大きな話題となったが、参戦会見で木村が対戦を希望したのは「RIZINの萩原京平」だった。しかし、連敗中の萩原はボンバイエどころか、RIZINの大晦日大会に出るのも断ったそうだ。さて、では誰になるのか?

今大会、スーパーバイザーを務めるRIZIN榊原信行CEOが連れてきたのは、なんと萩原より格上で、五味隆典や北岡悟を破っている「お祭り男」矢地祐介だった。このビッグサプライズに、ネットは今大会一番の盛り上がり。

ルールは、今のところ1Rがキックボクシングルール、2RがRIZINルールが濃厚。1Rで木村の豪腕パンチが矢地をマットに沈めるか? 2ラウンド、矢地の寝技により木村があえなくタップするか? スリリングな一戦から目が離せない。

しかも、10年前の青木真也vs長島☆自演乙☆雄一郎のMIXルールの試合では、1Rの不利なキックルールで自演乙をしのいだ青木が、2R、得意のMMAルールになって嬉々とタックルに行ったところ、自演乙のヒザ蹴りを食らってKO負けするというビックサプライズが起こったこともある。何が起こるかわからないのが、MIXルールの醍醐味だ。

 

世界屈指のメジャー団体「ベラトール」の柔術世界王者が電撃参戦!空道30年ぶりのリベンジに若きエースが挑む!

09_ラファエル・ロバト・ジュニアVS岩崎大河

MMAルール/5分×3R/88.5kg契約
岩﨑大河(空道/日本)vs ラファエル・ロバト・ジュニア(柔術/アメリカ

見所解説

『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』開催が発表されて、予期せぬ大物が参戦を発表! それが柔術世界王者にして、ベラトールの前ミドル級王者、しかもMMA無敗のままベルトを返上したレジェンド、ラファエル・ロバト・ジュニアだった。

まったく想定外だったこともあり、さすがの谷川貞治プロデューサーも「アイデアがない」と対戦相手を一般公募したところ、これまた予想もしてなかった選手が名乗りを上げた。大道塾の空道チャンピオン岩﨑大河だ。

大道塾といえば30年前、アメリカで突如「何でもあり」の大会UFCが開催され、そこで圧倒的な勝ち方で最強を証明したグレイシー柔術の登場に、世界の格闘技界は衝撃に震えた。そのグレイシー柔術の代表ホイス・グレイシーに、日本人として真っ先に挑戦したのが、大道塾の市原海樹だった。

しかし、当時はグレイシーがどんな闘い方をするかもベールに包まれていた時代。市原は格闘空手の一発のパンチを当てることもなく、ホイスのチョークに沈んだ。岩崎の挑戦はまさに市原を彷彿させる。果たして、この怪物のような強さのロバトに、空道の打撃を当てることはできるか? 空道vs柔術、打撃vsサブミッションの典型的な異種格闘技戦。

しかも、ともにMMA無敗の新旧対決。果たして、猪木軍入りした岩﨑は、大道塾の忘れ物を取り戻せるか? 岩﨑大河の大河ドラマが幕を開ける!

 

超新星「凶気の二丁拳銃」が初代K-1 MAX世界王者相手にキックデビュー戦このヤバイ奴らの闘いは、果たしてリングに収まるのか?!

04_宇佐美秀メイソン vs アルバート・クラウス

キックボクシング/3分×3R/72.5kg契約
宇佐美秀メイソン(空手/日本)vs アルバート・クラウス(キックボクシング/オランダ)

見所解説

少年時代は新極真空手をはじめ、各空手流派のトーナメントを総ナメし、天才少年登場と騒がれた宇佐美秀メイソンは、日本人の父親とカナダ人の母親を持つハーフで、兄はRIZINで活躍する宇佐美正パトリック。

しかし、ボクシングでは、東京オリンピックの最終予選まで残った真面目でエリートの兄に対し、メイソンは15歳からその才能をストリートファイトの方向に向けて鑑別所入り。心配した父親は、離婚した母親の住むカナダに留学させるが、カナダでもストリートファイターとしての暴れっぷりは輪をかけ、5年間で2年も少年院・刑務所で過ごすことになる。

身体の大きな外国人相手にも何ら臆することなく、ギャングのボスの自宅に強盗に入るほどの怖いもの知らずで、仲間数人が殺害され、本人も銃で撃たれた経験を持つ。さすがに死ぬんじゃないかと親に呼び戻されたメイソンは、兄同様、才能を活かしてプロ格闘家になることを決意。デビュー前から、その才能ぶりを専門家から絶賛されている逸材だ。

そんなメイソンのデビュー戦の相手に選ばれたのが、なんと初代K-1 MAX世界王者のアルバート・クラウスだった。2年前に引退したとはいえ、息子と共にトレーニングを欠かさないクラウス。魔裟斗やブアカーオ、サワーといったK-1 MAX四天王と一時代を築いた、レジェンド中のレジェンドに挑むという破格の扱い。

兄パトリックは身体能力の高さ、パワーの強さでガンガンいくタイプだが、性格とは逆に相手の攻撃をもらわないテクニシャンだというメイソン。果たして、レジェンドに対して、どこまで才能を発揮できるか?

 

猪木軍主将「青い目のケンシロウ」が「巌流島の若大将」に闘魂継承マッチ! レスラー最強伝説、ここに再始動! 猪木の闘魂、継承するのはどっちだ!

02_ジョシュ・バーネット vs シビサイ頌真

巌流島ルール/3分×3R/無差別級
シビサイ頌真 (武術/日本)vs  ジョシュ・バーネット(キャッチレスリング/アメリカ)

見所解説

日本MMA界最強の男と呼ばれるラオス人とのハーフ・シビサイ頌真は、柔道をはじめ、キックボクシング、倉本流武術、柔術といった格闘技を修得するトータルファイター。

柔術でも昨年念願の黒帯を取得。キックボクシング、DEEP、巌流島、RIZINといった日本のプロ格闘技団体で活躍しての今回の猪木ボンバイエ参戦となる。

「令和猪木軍」総監督の小川直也をして、今回一番注目したい男に名を挙げる。そんなシビサイの対戦相手は、今回レジェンドのジョシュ・バーネットということもあり、シビサイの口から初めて「楽しみで仕方ない」という前向きなコメントが出た。

ジョシュは、元UFCヘビー級チャンピオンにして、現パンクラス・ヘビー級王者。PRIDEでも、ヒョードル、ノゲイラ、ミルコと並び、ヘビー級四天王と称され、K-1・4タイムズチャンピオンのセーム・シュルトにも一本勝ちしている誰もが認めるレジェンドである。

しかも、『北斗の拳』といった日本のアニメを愛し、アントニオ猪木とカール・ゴッチを尊敬するリアル・プロレスラーでもある。文句なしの「令和猪木軍」のキャプテン的なジョシュだが、同じトータルファイターのシビサイとは巌流島ルールで対戦! 新しいことにチャレンジしたいという、まさにプロレスラーらしい発想だ。トータルファイター同士の異色の巌流島対決は、まさに「闘魂伝承マッチ」と呼ぶにふさわしい一戦となる。

 

伝説の猪木vsウィリー戦が40年目の再現か!?プロレスラーvs極真空手の死闘!シビれるような、あの異種格闘技の火は俺が守る!

巌流島特別ルール/5分×3R/無差別級
関根“シュレック”秀樹 (柔術/日本)vs  ヤン・ソウクップ(空手/チェコ)

見所解説

1979年2月、アントニオ猪木の異種格闘技戦の歴史の中でも、モハメッド・アリ戦に続いて、今も格闘技ファンに伝説として語られるのが、「熊殺し」極真空手のウィリー・ウィリアムスとの一戦だ。

プロレスこそ「キング・オブ・スポーツ」と謳うアントニオ猪木と、「地上最強のカラテ」を豪語する極真空手の流派のプライドをかけた、まさにこれぞ異種格闘技戦。リング上の当事者である猪木とウィリーだけでなく、新日本プロレスと極真空手の猛者たちの場外乱闘、さらに猪木信者と極真信者のファンが入り乱れて、蔵前国技館は殺伐とした雰囲気に包まれた。

結果は両者リングアウト。猪木はウィリーにあばらを折られ、ウィリーは猪木の腕ひしぎでヒジを伸ばされた。それから約40年が経ち、その伝説の猪木vsウィリー戦の決着戦を希望するのが、プロレスラーであり、元警察官という異色の肩書きをもつ柔術家・関根“シュレック”秀樹である。

今回は柔術家というより、プロレスラーとして猪木追悼イベントに参加するシュレック。対するは、極真空手の世界大会で準優勝に輝いたチェコのヤン・ソウクップである(ウィリーの最高位は世界大会第3位)。

シュレックの関節技か? ソウクップの三日月蹴りか? シュレックとソウクップのプロレスvs極真空手は、40の歳月をかけて、どのように進化したか?

 

「猪木・相撲軍団」枠で貴賢神、参戦! 人生、格闘技で大逆転できるか?
対戦相手は「強いミスターX」

貴賢神(大相撲/日本)vs ミスターX(?/?)

見所解説

第1回『INOKI BOM-BA-YE』の立役者で、大ブレイク。しかし、生来のギャンブル癖が直らず、再び奈落の底に落ちてしまった「平成の借金王」安田忠夫が、令和猪木軍に相撲軍団を入れろとせまる中、安田推薦枠として参戦が決定したのが、元幕内力士の貴賢神だ。

兄・スダリオ剛と同様、大相撲協会をクビになった貴賢神は、 RIZINに参戦! しかし、スダリオが順調に RIZINで成果を上げるのに対し、弟・貴賢神は2連敗中。そんな貴賢神に救いの手を差し伸べたのが、安田だった。

「格闘技で人生大逆転!」 そんな安田・貴賢神の相撲軍団に立ちはだかるのは、アントニオ猪木の異種格闘技戦シリーズの黒歴史として残る「ミスターX」だ。40年前、梶原一騎原作の『少年マガジン』で連載していた『四角いジャングル』人気や、映画『四角いジャングル』の爆発的ヒットもあり、その準主役のミスターXと猪木の試合は、公開スパーリングだけでテレ朝のゴールデンタイムの水曜特番で放送されるほどのフィーバーぶりだった。

しかし、実際に猪木の前に現れたのは、ただのデブだった。そんな猪木の異種格闘技戦の黒歴史を払拭すべく、実行委員会で強いミスターXを用意。試合当日まで、ミスターXの正体は明かさないという。

ますます絶対ピンチが訪れる貴賢神の希望の光は、押し出しありの巌流島ルールで行われることだ。果たして、貴賢神は安田の思いのように、相撲技で人生を取り戻し、希望の新年を迎えることができるか? 劇画を超え、これぞ巌流島ルールという闘いになるのは間違いなしだ。

 

「天心の抜けた穴? 何言ってんの? 俺がいる」 無敗のキックボクサーが巌流島ルールで検証!キックとムエタイ、どちらが強いのか?!

10_龍聖VSダウサコン・モータッサナイ

巌流島ルール/3分×3R/58kg契約
龍聖(キックボクシング/日本)vs ダウサコン・BANG GYM(ムエタイ/タイ)

見所解説

今大会は天国の猪木さんの悪戯か、まさに一寸先はハプニングの連続だが、これも想定外なのが、キックボクシング団体「KNOCK OUT」のチャンピオンで、イケメンのエース龍聖が参戦を希望してきたことだ。

ポスト那須川天心の最有力候補の13戦13勝無敗で10KO! パンチ、キックともにバランスの良いオールラウンダーで、スピードがとにかく速い! 実は天心のRIZIN最後の試合の対戦候補になっていたのが、吉成名高と龍聖だった。しかし、この時、龍聖は拳を痛めていて夢の対決は実現ならず。イメージとしては純度100%のキックボクサーである。

そんな龍聖がまさかの「巌流島ルール」にチャレンジ。その意外性にキック関係者が一番驚いている。対戦相手は最強ムエタイの王者ダウサコン BANG BANG GYM。今年、あわや皇治に幻の1勝を挙げた強豪だ。

「HEAT」で行われた皇治vsダウサコン戦は、延長にもつれこみ、ダウサコンの判定勝ち。しかし、契約上、延長戦はないことが試合後発覚し、本戦までの判定をマストシステムでジャッジしたところ、僅差で皇治の判定勝ちに覆ってしまい、ファンの間で物議を醸した一戦だ。

そんな強豪に龍聖は「皇治が弱いだけ」と余裕のコメント。ダウサコンも「皇治のように汚い手を使うなよ」と余裕のコメントをする。

立ち技格闘技では長く最強ムエタイvsキックボクシングという異種格闘技戦が続いてきた。果たして、この対決は巌流島ルールでどう決着がつくのか?

 

『隠れメインだ! 人間風車カポエイラvsムゲンドー・リアル豪鬼の異次元対決実現!

巌流島特別ルール/5分×3R/77kg契約
マーカス・レロ・アウレリオ(カポエイラ/ブラジル)vs ガロア・ボファンド(ムゲンドー・マーシャルアーツ/イギリス)

見所解説

アントニオ猪木の第二の故郷ブラジルで、柔術同様、土着の格闘技として育まれた奴隷の格闘技カポエイラ。一見、ダンスのようなカポエイラをキックボクシングや総合格闘技の試合でも使いこなすのが、マスターのマーカス・レロ・アウレリオだ。

クルクルクルクル、次々に回し蹴り、後ろ回し蹴りを連続で繰り出す回転系キックは、まさに旋風脚! すでにその実力は巌流島でも証明済みだ。

対するガロア・ボファンドは、謎の「ムゲンドーキック」という日本人が作ったらしい格闘技流派がベース。高速のサイドキックは、まさに北斗神拳! それでいてUFCでは、変な投げ技で相手の肩を脱臼させて、なんとも珍しい投げ技でのKOで勝利している。

MMAの技術が進化し、MMAという競技の枠の中での勝ち方がどんどん磨かれ、その反面、個性がなくなっているファイターの中で、これだけ尖った必殺技を持つ2人の対決は、まさしくアニメを超えたリアルファイトになること間違いなし! 噛み合えば達人級の個性をもつ異次元空間を作ること間違いなしだ!