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巌流島のエース菊野克紀が、UFCの天敵ソウザと再び激突!

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相手はUFCで完膚なきまでにぶちのめされたケビン・ソウザ。菊野が新年からヒリヒリする危険な賭けに出る! 

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2016年7月、巌流島に初参戦した菊野克紀は、ムエタイの強豪クンタップ・チャンロンチャイ戦に開始4秒という歴史に残る瞬殺KOで勝利。続く10月の大会では、圧倒的な強さで全アジア武術トーナメントを制した。その菊野をUFCの舞台において、1Rわずか1分31秒でKOしているのがケビン・ソウザだ。自身を失意のどん底に落とした危険な男を相手に、菊野は一体どう闘おうというのか?

————ケビン・ソウザ選手との再戦が決まりましたが、率直に今のお気持ちを教えてください。

菊野 正直、緊張しています。自分と闘うって本当にストレスというか、怖いというか。でも、だからこそ意味があるので、この試合を組んでもらえたことに感謝します。 

————10.21全アジア武術選手権で初代王者に輝きましたけども、あの大会前の心構えと今回とで違いはありますか?

菊野 ソウザ選手に対しては、前回完敗してるっていうトラウマみたいなものがあるので、全アジア武術選手権のときよりも、さらに心に対する負荷は大きいと思いますね。その上で勝つということを手放して、今ここに集中できるようにしたいです。

————UFC4戦目でソウザ選手と戦ったわけですけど、あの時は戦う前にどういうイメージを描かれていましたか? 

菊野 彼は手が長く、まっすぐ行ったら先に打撃を食らってしまうので、頭を振ったりしながら、的をずらして入っていこうと考えていました。

————あの時は結果を意識しすぎていた?

菊野 やっぱり勝ちには固執してましたよね。勝つ、勝つ勝つ… じゃあ勝つために何をする… って臨んでしまうことで、見ちゃったんですよ。勝つために見てしまった。そこが2015年のUFCでの学びだったので、そこを手放すことが今回の課題ですね。

————前回の敗戦は、ソウザ選手のホームであるブラジルで行われた影響もあったのでしょうか?

菊野 ブラジルだからというのは関係ないです。そこに原因を求めちゃうと何の成長もなくなっちゃうので。正直、彼のスタイルは苦手です。リーチが長く、アウトボクシングで距離を保つ選手。僕は手足が短い選手なので相性はよくない。でもそれを攻略する方法をずっと沖縄拳法空手の山城(美智)先生にご指導頂いてるんで。UFCの中ではどうしてもリーチの差があったので、それを攻略する方法は当時から練習していて、少しずつ自分の中で身になってきている実感があるので、それにメンタルもちゃんと集中出来れば勝てると思ってます。

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————巌流島には、勝負はあくまで結果で、それぞれの武術の良いところを出しましょうというコンセプトがあると思うんですけども、勝ちにこだわるのは前回も今回も同じでしょうか?

菊野 練習では勝つために最善を尽くします。でも試合では勝つことは忘れてます。

————勝つことを忘れて戦うというのは、自分との戦いということですか?

菊野 そうですね。勝とうと思うと、負けないように戦ってしまうので見ちゃうんですよ。

————では究極的に言えば、プロとして勝負にこだわると結果にこだわらなくなる?

菊野 そういうことです。今まさにその精神状態ですね。おそらく武士もそうだったんじゃないかなって思うんですよ。要は生きようと思うのと、死ぬってのはセットで、死なないように戦いに行ったら、絶対勝てないと思うんですよね。死んじゃうと思うんですよ。死ぬ覚悟で行かないと、行けないですからね。向こうから武器を持った連中がブワーって来てるのに、生き残ろうって思って行けるわけがないですから。死ぬ気で行って、結果的に生きる。そういう腹を決めて、臨みたいなって思います。巌流島のコンセプトとして、武術・武道を表現するっていうのがありますよね。僕にとっては沖縄拳法空手を表現することが、勝つことに直結しているんです。別にポーズでやっているわけではなくて、勝つ最善の手段として沖縄拳法空手をやっているので。そこは巌流島のコンセプトと僕のやりたいことがピッタリ合っているなと思いますね。

————エースとして巌流島を背負っていると感じることはありますか?

菊野 今回もメインをやらせて頂いたり、ケビン・ソウザという相手をリスクを背負って呼んできて頂いて、僕を大切にしてくれているっていうのはすごく感じます。もちろん、それに応えるために精一杯準備します。結果はコントロール出来ないですけど、結果に繋がるように自分に勝ちたいと思っています。

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————ソウザ選手にもちろん勝つイメージで練習されていると思いますが、どんな勝ち方をするイメージでやっていますか?

菊野 そういうイメージとか希望とかはなくて、結果的に何かが当たって倒れるということはあくまで結果なんですよね。その前段階をクリアするための練習を必死にやっている感じです。結果的に僕の攻撃が何か当たれば倒れるので。

————ソウザ選手は菊野選手にとってどんな存在でしょうか?

菊野 2015年はソウザ戦の敗戦のあと本当に苦しかったんですよ。人生で最も苦しい1年間でしたね。でもそのおかけで、成長できたので、そういう意味ではソウザ選手は恩人であり、僕が超えたい課題であり、修行です。

————前回はトーナメントで優勝したわけですけども、あえて反省点をあげるとしたら何かありますか?

菊野 あるんですけど、マニアックすぎてどう伝えたらよいか……。もっともっと自由になりたいですね。今新しいスタイルに変わったばっかりで、それに囚われているところがあるので、もっともっと自由にいろんなことができるようになりたいです。

————まだ自由さが足りない?

菊野 そうですね。もっとのびのびと自由にやりたいです。それができれば、もっと強くなれると思います。何か一つに囚われていると思考が停止してしまうので、相手も読みやすくなっちゃうんですよね。本当に自由に、何をしてくるか分からないよっていうくらいのことをやりたいです。

————最後に応援してくれるファンにメッセージを。

菊野 挑戦すると負けることもあります。苦しくて悲しくて心が痛みます。でも、その痛みは成長の証です。どんどん挑戦してください。必ず前に進めます。僕も1月3日、巌流島で挑戦してきます!

1.3巌流島の大会チケット情報はコチラ⇒

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