●第1回  大学対抗武術駅伝トーナメント

お正月といえば、「箱根駅伝」。巌流島がある意味プロ以上に期待しているのが、学生の大会だ。というのも、柔道、空手、少林寺拳法、日本拳法といった武道は、大学の部活動から、全国→世界へと広がっていった歴史があるからだ。「武道エンターテイメント」を標榜するからには、巌流島も学生大会に力を入れて、全国から世界に普及させ、さらに若い人材を発掘したいと考えている。そこで今回開催するのが、「大学対抗武術駅伝」なのだ。

なぜ武術駅伝なのか？  巌流島のコンセプトはそもそも「公平な異種格闘技戦」。ならば、大学生の試合は、例えば一つの大学の中で空手部、柔道部、相撲部の3人がチームを組み、団体戦で大学同士が闘った方が面白いと考えたからだ。マラソンの駅伝がタスキの受け渡しならば、大学対抗戦は「帯」を渡していく。その方が学生らしく、大学の絆も生まれるし、様々な異種格闘技戦が実現可能。学生の部活動の中でも、普段から柔道部が「空手部には負けない！」みたいなライバル心があるはず。「異種格闘技戦」「団体戦」「トーナメント」「大学対抗」が組み合わされば、絶対に面白いコンテンツになると考えているのだ。

しかし、現実はまだまだ申込者が少なく、今回は団体戦ではなく個人戦。8大学ではなく、4大学のトーナメントとなった。しかし、谷川プロデューサーは「K-1甲子園も最初はHIROYA、紀左衛門ら4人から始まったけど、翌年には早くも全国で予選を開くことができた。そこから発掘された選手が、今や日本のキック界を支えている。だから、巌流島の武術駅伝もすぐに浸透すると思います」と期待を寄せる。

今回も日大キックボクシング部が参戦を表明したり、立命館大のプロレス同好会が名乗りを上げるなど、実に個性豊かな学生が集まった。本命は日大？  注目の立命館大プロレス同好会は、東京国際大学の柔術、柔道、サンボ経験者と闘う。まさに、早くも大学対抗武術駅伝で、桜庭vsグレイシーが実現するのだ。ますます1・3巌流島が楽しみになってきた。大学対抗武術駅伝は、マウントパンチなしなどプロとはルールが違うこともあって、全てが実験大会となる。果たして、学生たちはどんな異種格闘技戦を見せてくれるのか？  

「大学対抗武術駅伝」に刮目せよ！

日本大学2年 高橋京輔クン(学生キックボクシング)

日本大学1年 坂井克好クン(学生キックボクシング)

日本大学3年 山下宣輝クン(学生キックボクシング)

立命館大学 龍頭慧クン(学生プロレス)

立命館大学2年 藤森歩クン(学生プロレス)

帝京平成大学4年 松本修平クン(ムエタイ・右)

山梨学院大学3年 久保田竜クン(空手)

1.3巌流島の大会チケット情報はコチラ⇒

『世界武術団体対抗戦 2017 in MAIHAMA 日本代表 vs 世界選抜』