「巌流島のルールなら、私は無敵の王者になれるでしょう!」(ケビン・ソウザ)
ケビン・ソウザの肉声を聞いて、ますます怖くなってきた!
菊野克紀、絶体絶命のお正月! 対戦相手のケビン・ソウザはどんな男なのか、インタビューを行なった。その中で分かったことは決して菊野を舐めていないこと、巌流島ルールを熟知していたこと、日本の格闘技にリスペクトの念を抱いていたことだった。けして過信していない。聞いていて、ますますソウザのことが怖くなってきた。
————ソウザ選手の格闘技のバックボーンは?
ソウザ メインとなるバックボーンは、ボクシングです。その他に、ムエタイやレスリング、柔術もやっています。いわゆるMMAスタイルです。
————格闘家としての道のりを教えてください。
ソウザ 9歳のときにボクシングとカポエイラを始めました。14歳から本格的にボクシングに打ち込み、その後、MMAに転向しました。
●先日ソウザ本人から届いたトレーニング動画
————2015年にUFCで菊野克紀選手と闘ったときの印象は?
ソウザ 菊野は経験のあるファイターなので、厳しい闘いになると感じていて、フィジカルもメンタルも念入りに調整して試合に臨みました。しっかりとトレーニングし、調整できたため、試合では自信を持って闘えました。そして1ラウンド目にパンチでKOするチャンスを見つけ、実行したんです。
————菊野選手との試合は結果的に楽勝だった?
ソウザ 決してイージーな試合ではありませんでした。あの試合に準備するために、菊野の過去の試合をたくさん見て研究し、作戦を実行するために集中して臨んだ結果です。
————ソウザ選手はなぜUFCを離脱したのですか?
ソウザ 私自身もなぜか聞きたいくらいです。3勝1敗の好成績にもかかわらず、UFCをリリースされたんですから。まったく理解できません。1敗以外は、3連勝でした。
————巌流島のルールについてどう思いますか?
ソウザ 実は巌流島のことは以前から知っていたんです。第一印象は、すごく面白いルールだし、打撃が得意な我々ストライカーにとっては最高の舞台だということ。打撃の応酬が主体で、息つく暇がなく、すごく良いイベントだと思います。
●ソウザの試合動画ハイライト
————ルールがMMAとは違いますが、それでも菊野との試合は問題ないですか?
ソウザ まったく問題ないです。今言ったように巌流島はストライカーが活躍できる舞台です。私はMMAの中でもストライカータイプなので、巌流島ではむしろさらに強くなった姿を見せられます。私のMMA戦績は21戦して16勝5敗。その5敗は、4つが関節技での負けで1つが判定。打撃で負けたことはUFCを含め一度もありません。そして16勝のうちの14勝を打撃によるKOで勝ち取ってきました。打撃が主体でサブミッションの心配がない巌流島でなら、私は無敵の男になれるでしょう。
————日本の格闘技の印象を教えてください。
ソウザ 世界中のプロ格闘家が、日本の武道や格闘技をリスペクトしています。長い歴史を持っていますし、現在のMMAだって日本の武道・格闘技がなければ生まれていなかったでしょう。格闘技をK-1やPRIDEのようなビッグイベントに成長させたのも日本です。日本はマーシャルアーツの母国だと思っています。
————最後にこの試合に対する意気込みを!
ソウザ 人生初となる日本での試合に興奮しています。本場・日本の格闘技ファンの熱気を自分のエネルギーに代えて、最高の闘いを見せます。
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