安田忠夫「猪木・相撲軍団」枠で貴賢神、参戦決定! 対戦相手は「強いミスターX」に決定!
人生、格闘技で大逆転できるか?
昨日の『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』第二弾記者会見で、突如ヘルメット姿で乱入してきた安田忠夫。「おい、小川〜!!」と場の空気も読まず、小川直也総監督に詰め寄って要求してきたのは、相撲軍団の猪木軍入りだった。
そして、連れてきたのはRIZINで2連敗中の貴賢神。兄・スダリオ剛がRIZINで順調に活躍する一方、弟の貴賢神は「兄以上の才能」と呼び声高かったが、早くも崖っぷちに立たされている。そんな貴賢神に救いの手を差し伸べたのが、「平成の借金王」安田忠夫だった。
2001年の第1回『INOKI BOM-BA-YE』で藤田和之欠場の中、急遽メインイベントに抜擢され、当時K-1最強と呼ばれたジェロム・レ・バンナに奇跡の勝利を収め、一躍大ブレイクした伝説の男
しかし、安田ブームは長くは続かず、再びギャンブルにハマり、新日本プロレスを解雇され、引退試合も中途半端なまま、この10年間、行方不明状態だった。そんな安田の現在は、警備員を務める傍ら、相変わらず毎日スマホで競艇にハマるダメ男を貫いていた。
安田はとにかく人生を踏み外す相撲取りに思い入れが深いらしく、マリファナや暴力事件、ギャンブル等で相撲協会をクビになった選手に愛の手を差し伸べる。鈴川真一や貴賢神がそうだ。貴賢神は『INOKI BOM-BA-YE』で輝きを取り戻せるか?
その貴賢神の対戦相手は、すでにニュースでお伝えしたアントニオ猪木の異種格闘技戦史上、一番の凡戦だったと酷評された「ミスターX」に決定! テレ朝のゴールデンでスペシャル特番まで組んでの公開スパーリング、梶原一騎原作の『四角いジャングル』での準主役的な売り出し方を見て、とんでもない空手家がやってくると思いきや、登場したのはおかしすぎるマスクを被ったタダのデブだった。
そんな猪木さんの異種格闘技戦史の汚名を注ぐべく、今回は強いミスターXを実行委員会で用意。その強すぎるミスターX相手だが、貴賢神は負けられない一戦に挑む。
ただし、朗報はこの一戦が巌流島ルール3分3ラウンドで行われることだ。押し出し、転落ルールを生かせれば、どんな格闘技に対しても相撲の特性が活かせる。MMAではなかなか良いところが出ない相撲だが、巌流島ルールはまったく別世界。貴賢神はここで一気に開花するか?
これもまた、劇画を超えた超リアルファンタジーな闘いになるのは間違いない。そして、セコンドに安田忠夫は現れるのか?