巌流島は、武道の『万葉集』を目指すべきですよぉぉぉぉ!!
昨年9月のトーナメント大会が終わり、大晦日や新年の開催を今か今かと期待していたものの、情報という魚影が見えない状態が続き、釣り人が撤退していく中、こうして何があっても釣り糸をずっと垂らし続けていたのは私だけかもしれません。
開催日の3週間前に発表という驚きがありましたが、とりあえずどんな日・どんな状態でも見に行くのが、臨戦態勢を忘れない武道の精神でもあり、“島民”の心得でもあります。
さて、発表と言えば4月1日の「令和」発表以降、あらゆるメディアでさんざん報じていることなので、これを読んでいるほとんどの“島民”はご存知かと思いますが、元号「令和」は『万葉集』の一文、「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす。」から引用したと言われています。
「令月」は良いことを始める月という意味。まさに今大会は令和元年の初月にふさわしい大会だと思います。この大会をきっかけに「和らいだ風」も吹いて欲しいところですね。
そもそも『万葉集』は、当時の貴族や農民など、さまざまな身分の人たちが詠んだ歌を編纂したものと言われています。
巌流島も、さまざまな武術・武道が集い、研鑽しあう場となり、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められている「令和」ですので、敬愛精神に基づく新しい武道・武術文化や概念が世界へ発信することに期待したいです。
約1300年前に詠まれた歌がこうして元号の案になるとは、当時の人は思ってもみなかったはず。もしかすると、3300年ごろの元号は「舞浜に集いし武術の達人は徒手空拳で闘い、時には身を躱し、柔よく剛を制す場も見られ……」の光景から、「空柔」になっているかもしれません。
5.11巌流島の大会情報はコチラ⇒ 『世界武術王決定戦 2019 in MAIHAMA』