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巌流島・世界武術王決定戦〜序幕〜ノススメ

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文◎アニマル・アキ(巌流島ウォッチャー)

今般の巌流島、非常に面白いマッチメイクが揃ったのではなかろうか。

酔拳vsニャンニャン拳法、ボディガードvsインド王族武術、ホストvsモンゴル相撲、ムエタイvs喧嘩師等々。

されども

「面白いけどさ、それだけなんだよね、ヒリヒリとした勝負感がないんだよ」

「○○、絶対に勝ってくれと手に汗握らないんだよな、菊野vsソウザ、シビサイvsドゥウエスに感じた様なさ」

「どっちが勝っても別に・・・」

という方も多いであろう。

しかしながら、大会を発表されたのが3週間前という超スクランブル体制。

運営としては、この程度では済まない因縁やドラマ性に富んだマッチメイクを組みたかった筈だが、そのためには選手も心構えを要する、じっくりと敵方の研究もしたいであろう。

そこでと代りに参戦したのが、野心と功名心に駆られた勇者達、無謀とも言える挑戦だ。

名もなき戦士達とは言え、そういった心持ちの選手を応援したくなるのが世の常、若さゆえの怖いもの知らず。

かの近代日本農学教育の父ウィリアム・スミス・クラークが北の大地で言い放った言葉「Boys,be ambitious」。少年よ、大志を抱け。

成り上がって行く人間に必要なのは、目の前のチャンスを掴み取るチャレンジ精神と向こう見ずな心意気だ。

さぁ「相手は誰でもよい、俺を出せ、必ず面白い物を魅せてやるぜ」とギラギラ発光している上り坂の若人達。

若者とは心が老け込んでいない男達のこと。通なら、そういう奴等にこそ注目したいものだ。

0511巌流島_対戦カード全試合順

小龍DATE(インド王族武術)

「巌流島に出たい! 武術家として、あの闘技場で戦いたい!」

「聡-S DATE (タイガーデイト)のように劇的なKOを披露して、谷川プロデューサーや柴田師匠にインド王族武術家として絶対に認めてもらう! 絶対にぶっちぎる!」

冨岡雅人(ボディガード)

「いよいよ出陣です。MMAに興味はありませんが、今まで修行してきたテコンドー、クラブマガ、ブラジリアン柔術、全ての技術を使って闘いたいと思います」

「今年47歳、勝てば巌流島最年長勝利です」

大ももち(ニャンニャン拳法)

「準備してからとかそんなぬるいことは言わない! 人生たいがい二択! やるか、やらないか。大ももちはやりたいことにかんしては常にやるを選択するニャン♡」

「これは断る理由がないニャン! 大ももちは人生挑戦だと思ってるから喜んでオファーをうけたニャン♡」

「もちろん、かませ犬になる気もない! 絶対勝つニャン! というより犬じゃなくて大ももちは猫ニャン!

今野淳(酔拳)

「いつか必ず巌流島に酔拳で出場して、酔拳の強さと実戦性を示す! 」
「ずっと夢だった巌流島のオファー……」
「大会当日は酔拳の爪痕を残す事だけを考えて臨みます」

舞杞維沙耶(ホスト)

「憧れの舞台が目の前に!!」
「そして憧れの選手と闘える!! 」
「あの殺気を体感出来る!! 」
「やるしかないっしょ、そりゃw」
「長々闘うの好きじゃないんで1Rで終わらせます」

鈴木琢仁(柔術)

「これはまたとないチャンス! 面白いイベントだと思いますので挑戦させて頂きます!!」

「魅せるべきは試合だと思いますので、当日はファンの皆さんに面白い試合をお見せできるよう頑張ります」

 靖仁(高久空手)

「早く試合したい。武の道を歩む者として、巌流島のような急に闘う果たし合いの場で闘いたい」
「自分が学び鍛錬した空手。高久館長から学んだ技の数々を試したい」
「高久空手の使い手として負ける訳にはいきません」

今回初参戦する夢とロマンを持つサムライ達の中には必ずや、これからの巌流島を支える精鋭がいるはず。その記念すべき初陣を目撃しようではないか。

最近は全く格闘技に興味のない市井の人にも、その名を聞かされて知っているというのは韓流大巨人チェ・ホンマンであろう。

CM、人気ドラマ、バラエティにと引っ張り凧、その巨体の存在感と愛嬌で日本でも人気を博した。

しかしながら小生、其の頃から疑問だった、組み技のシルムの選手をキックボクシングのリングに出すのは無茶ではないか。打撃素人である。

類稀な巨体と生まれ持っての運動神経で何とか凌いではいるが、明らかに場違いだ。

それでも尚、シュルト、サップ、グッドリッジといった猛者に勝ってるんだから大したものではあろう。

しかしだ、大きなグローブをはめさせられ、得意の組みを禁じられ、慣れないパンチとキックだけで闘ってる姿は真に窮屈そうだった。

まるで摩天楼でチェーンに繋がれたキングコングのようにも見え哀れですらあった。

ホンマンにもっと活躍出来る場があれば良いのに・・・MMAだと寝技がな。

歳月は流れ遂に見つけた!と言うよりは出来たのである、それこそが御存知、異種格闘技戦の盛り場こと、巌流島。

圧力と巨体が活き、組み放題、胴着を掴み放題、殴り放題のやりたい放題と来たもんだ! 延々と漬けられる事もないぜ。

K-1で打撃耐性のついたシルムの天下壮士にとって、これ以上の舞台はないだろ。

奴さん、最近元気ないねと思ってたが、ここで再生するんじゃないか。

軽々と相手を引き付けて吊り上げる腕力、崩して投げる技術、ハイキックの届かない巨体。

本領を発揮したホンマンがどこまで強いかは見ものだよ。

最大のピンチを迎えたのは岐阜の種馬ロッキー川村だが、シュレック戦でも披露したように、最後まで諦めない闘志とタフネス振りは映画のロッキーそのもの。

序盤は押されても3Rまで持ち堪えれば怒涛の反撃で会場はロッキーコールが木霊するぜ。

最後に観客の脳内で聴こえてるのがGoing The Distanceか韓流テクノかは見てのお楽しみ。

巌流島の会場ではセコンドの策士・北岡の大声がやたらと通るので、そこも注目してくれい。

初のメインを任された若大将シビサイ頌真、非常に寡黙でSNSでも会見でも雄弁に自己主張するタイプではないが、その大役には心に期する物があるだろう。

絶対に勝って欲しい、個人的に応援してるからな。

対する鈴川も心ならずも角界を出てからは、やっと自身の能力を最大限に発揮出来る場に巡り会えた。ここで負ける訳にはいかない。当然の事ながらシビサイの引き立て役になる気なぞ毛頭ないであろう。

名参謀、宮戸の存在が怖いぞ。

打撃、寝技ではシビサイ。圧力、修羅場の経験数では鈴川か。

どういう作戦を立てているのか、どういう攻防になるのか想像も付かないが、間違いなく今大会で一番燃える試合だ。

更には捲土重来の機会を伺う怪物シュレック、ロシアの撃墜機エブゲニー・シャロマエフ、暗黒大陸のフィジカルモンスター セネガル相撲勢、他にも虎視眈々と巌流島侵略を狙う世界の武術家、武道家達!

まさに重量級熱き戦国絵巻の開幕前夜だ。

大会のサブタイトルは序幕と謳ってあるが、この大会を見なくても第一幕、第二幕は楽しめるだろう。しかし、より感情移入をして見れるのは序幕を見た御仁だけだ。

5.11巌流島の大会情報はコチラ⇒ 『世界武術王決定戦 2019 in MAIHAMA