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「これぞ柔術、これぞ柔道という技で勝ちたい!」 日米筋肉怪獣対決に挑む関根“シュレック”秀樹インタビュー

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1・3 巌流島では日米筋肉怪獣対決として、ジミー・アンブリッツと対戦する関根シュレック秀樹。本人自身がワクワクし、最高のカードと楽しみにしているこの一戦。レスリングvs柔道、勝敗のポイントは何か? 40歳を過ぎて警察官を辞めて、あえてプロの道を選んだ関根シュレック秀樹に聞いてみた。

一ファンとしても、vsアンブリッツの試合は最高のカード

 

——今振り返って前回大会のロッキー川村戦はどうでしたか?

シュレック ロッキー川村選手は右ストレートが強いので、それだけはもらわないように、来たら額で受ける作戦でした。それで額で受けたら、吹っ飛んでしまったという(笑)。半分意識を失ってしまって。あとは普段パウンドをしないので、パウンドをしていてスタミナが減ってしまいました。これからはパウンドについては効果的なやり方を考えて、サブミッションに移行していきたいですね。

——やはりスタミナとパワーのバランス調節はむずかしいものですか?

シュレック スタンドでもそうなんですけど、パウンドを思い切り打つとスタミナを消費するんですよね。

——前回の試合を踏まえて、現在取り組んでいることがあれば教えてください。

シュレック 前回、前々回とやってみて、巌流島では道着をうまく使うことが勝ちに繋がると思います。例えば、キックも厚い道着があることによって打撃が効きづらくなります。頭部さえきっちり守っていれば意外といける。そして打撃の間合いがイコール襟を取れる間合いなので、そこがポイントだと思いますね。

——1月3日に対戦するジミー・アンブリッツ選手の印象は?

シュレック DREAMでアンブリッツ選手を初めて見たときは、衝撃的を受けました。すごい筋肉で、すぐにスタミナが落ちて、腕が下がるっていう(笑)。自分も今より筋肉がついていた頃は、ファイティングポーズが取れなかったんですよね。二頭筋が曲げるのを邪魔しちゃって。今でも携帯をいじってると、自分の血管を圧迫してびれちゃうんですよ(笑)。ジミー選手の腕はもっと重いから、おそらく1ラウンド終わる前に下がってくるんじゃないかなと。

——そこが狙い目?

シュレック 狙い目かどうかは別ですけどね(笑)。あと筋肉が大きいと質量が大きいので、スタミナ切れが早いですよね。酸素消費量が半端じゃないので。そこは狙い目だと思います。

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——アンブリッツ選手のバックボーンはレスリングになりますが、レスラーの印象は?

シュレック MMAの試合でレスリングの選手にテイクダウンされることは、そんなになかったです。あと道着を着たら、レスリングよりも柔道のほうが強いのは間違いないですね。

——アンブリッツ選手は身長、体重ともにシュレック選手より大きいですが。

シュレック 気をつけるべきはリーチの差ですよね。あと体重が140kgくらいある選手なので、一発を綺麗にもらうとその瞬間に動けなくなると思います。急所じゃないところでも喰らえば、衝撃によって効いてしまうのは間違いない。懐に入って、道着を掴めばいくらでもテイクダウンできますけど。

——自分の間合いに持っていけるかどうか?

シュレック 相手がどういう戦術に出てくるかがまた問題なんですけど。前に出てくるのか、菊野選手と闘ったときのように待ってくるのか。ただ、それを決めつけちゃうのは、武術じゃないと思うんですよ。僕が決めつけた瞬間に相手は裏をかこうとするし、そこはニュートラルでいようと思ってます。決めつけちゃうと、そこに考え方が凝り固まってしまうので。それだと相手がケガをしたとか、今苦しいとか、目が泳いで弱気になってるな、というのを見逃しちゃうんですよね。自分が警察官、刑事官だったときに、取り調べで被疑者と向かい合って目を見て喋るとか、そういうのが今も役に立っています。

——アンブリッツ選手の過去の試合を観て研究されてますか?

シュレック 自分はもともとあまり観ないんですよ。ロッキー川村選手の試合動画も前日くらいに観たくらいで、基本的には観ないですね。ただ、アンブリッツ選手の試合は過去によく観ていたので。

——憧れというか、ファンのような感覚もある?

シュレック そうですね。当時はアンブリッツ選手といえばケージのチャンピオンで強いのに、すぐにガス欠になるっていうキャラで(笑)。強いけど、面白くて見応えがあって、好きな選手でしたね。

——そういう意味でも対戦は楽しみですか?

シュレック 自分はもともと一ファンだったので、ファンの気持ちで見ても、この対戦はベストな組み合わせなのかなと思います。

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——2018年はどんな年にしたいですか?

シュレック 自分は今44歳になりまして、厄年を終えて良くなってくるかと思いきや、どうもケガが多いので調べたところ、今年は大殺界だったんですよ(笑)。来年は大殺界の後厄のような感じなので、来年もあまり良くはないんですけど(苦笑)。でも格闘家としてプロ格闘家の道を選んだからには、ファンの方々を楽しませられるマッチメイクで、ファンの方々と一緒に歩んでいきたいなと思ってます。

——厄とかけっこう信じるタイプですか?

シュレック 後から考えると厄だからなのかなって。骨なんか折ったことなかったのに、7カ所くらい骨折しちゃったりとか。警察学校で卒業間際に一人だけ赤点で追試を受けたり。

——赤点は厄年のせいですか?(笑)

シュレック そうだと思うんですけどね(笑)。とにかく巌流島のマッチメイクがすごくワクワクするものばかりなので、ファン目線でも巌流島を楽しんでいきたいですね。

——最後に意気込みをお願いします。

シュレック プロとしてこの道に入ったからには、ファンの人たちに認められる試合をしたいと思います。自分勝手な満足じゃなくて、勝てばそれでいいじゃなくて、これぞ柔術、これぞ柔道という技で勝ちたいと思います。

 

シュレックvsロッキーの期間限定・試合動画はコチラ⇒
『9.2巌流島・関根“シュレック”秀樹vs ロッキー川村』

1・3巌流島の大会情報はコチラ⇒
『OUT ENEMY 2018 in MAIHAMA』