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1.3世界選抜チームの大将ケビン・ソウザが来日! 「これは負けられない闘い。菊野に勝って強烈なインパクトを残す」

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1.3巌流島の団体対抗戦で菊野克紀と対戦する、世界選抜の大将ケビン・ソウザが来日した。前回、菊野にKOで勝利しているソウザは、日本での再戦にどんな気持ちで臨んでいるのか? 穏やかだが眼光が鋭く、物静かな剣客のような雰囲気を漂わせるソウザに話を聞いてみた。

私の打撃、スピード、リーチがあれば、巌流島ルールは怖くない

————初来日ということですが今の気分は?

ソウザ 格闘家として日本はずっと憧れの地だったので、夢が叶ってすごく嬉しいです。今回はこうして招待していただき、本当に感謝しています。

————なぜ日本が憧れの場所だったんですか?

ソウザ 私が10代の頃、日本で行われた「アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラvsボブ・サップ」の試合のVHSテープを入手して、衝撃を受けたんです。小さなノゲイラが自分よりずっと大きいサップに立ち向かうすごい試合でした。ビデオプレーヤーで、何度も何度も繰り返し観ました。自分がプロの格闘家になったのは、あの試合との出会いがあったから。当時の試合のマッチメイクをしていたという、ミスター谷川の「巌流島」で試合をすることになったのは、運命的なものを感じます。

————巌流島のことも以前から知っていたとか?

ソウザ はい。2015年にJ.Z.カルバンが巌流島に参戦したとき、彼と同じジムで練習していたので、本人から話を聞いていたんです。「日本に巌流島っていうユニークなイベントがあって、打撃の得意な選手が活躍できる場だ」と話していました。ですので今回のオファーを受けたときはとても驚いて、初めはカルバンが私を推薦してくれたのかなと思いました。そうしたら菊野が私との対戦を熱望しているという話だったので、もちろん即参戦を決めました。

————菊野選手の印象は?

ソウザ 2015年にUFCで菊野と対戦したときは、彼が日本のメジャー団体で活躍する有名ファイターだったので、とても警戒し、人生で一番というくらい自分を追いこんで臨みました。あの経験のおかげで私は選手として一回り大きくなれました。そういう意味では、菊野選手には感謝しているんです。

————前回ソウザ選手に敗れている菊野選手にとっては、負けられない闘いになります。

ソウザ みなさん、菊野は負けられないと言いますが、彼は巌流島で4連勝中だと聞いています。それに対して私はMMAで2度負けが続いています。私
こそもう負けられない試合であり、ここで勝って、流れを一気に好転させたいと思っているんです。

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————ストライカータイプのソウザ選手にとって、グラウンドでの関節技がない巌流島ルールは闘いやすいものだと思います。では巌流島の道着の着用についてはどう思いますか? MMAと違い、道着の掴みがあります。

ソウザ 道着の掴みがあることはもちろん理解していますが、私の打撃、スピード、リーチがあるので、相手は私の道着を掴んでコントロールすることはでませんよ。私のスタイルに対して、そんな闘い方をするのは不可能です。

————道着を着た練習はしてきましたか?

ソウザ していません。それ以前に掴まれない闘いをしますから。

————場外への押し出しルールの対策は?

ソウザ 私の闘いはもともと前へ前へと出るスタイルなので、闘技場の真ん中で闘うことになります。押し出しの攻防になることはないでしょう。ルールよりも自分の闘いをすることに集中しているんです。ただ、同時に状況に応じて闘いますので、実際にどういう展開になるかは始まってみないとわかりません。

————どんな闘いを見せたいですか?

ソウザ みんなが喜ぶようなすごい試合にしたいです。これまでブラジルの選手が日本のファンを驚かせて、魅了してきたように、私も強烈なインパクトが残る闘いを見せたいですね。

————巌流島のコンセプトの一つである武道スピリットについてはどう思いますか?

ソウザ リスペクトを大切にしていてすごくいいと思います。巌流島の運営側から、選手同士のトラッシュトーク(罵り合い)や乱闘といったパフォーマンスは望んでいないと説明を受けました。私自身、もともと対戦相手を悪く言ったり、悪態をついたりということは好きじゃないので、巌流島の考え方に共感しています。相手をリスペクトし、そのうえで最高の闘いを見せるだけです。

1.3巌流島の大会情報はコチラ⇒

『世界武術団体対抗戦 2017 in MAIHAMA 日本代表 vs 世界選抜』