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新格闘技イベント「巌流島」開催決定!!すべてはファン中心に議論で決まる!

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11月17日(月)、都内にあるシアターサイバードにおいて、新格闘技イベント開催に関する記者会見が行われた。

記者会見には新格闘技イベントを立ち上げるために発足された実行委員会のメンバーが出席し、委員長を務める馳浩氏より新格闘技イベント名が「巌流島」になることが発表され、さらに2015年2月28日(土)にディファ有明にて実験イベントも開催されることも発表された。

実行委員会のメンバーは委員長の馳浩(レスリング代表)氏を筆頭に、魔裟斗(立ち技格闘技代表)氏、旭道山和泰(相撲代表)氏、篠原信一(柔道代表)氏、内田順久(空手代表)氏、平直行(総合武術代表)氏、松本天心(サンボ代表)氏、山本千尋(中国武術)氏、斎藤祐也(ラグビー代表)氏。そして、会見は所用で欠席となった舞の海秀平(相撲代表)氏と河口正史(アメフト代表)氏、倉本成春(武術代表)氏とそうそうたるメンバーが参加することになった。

新格闘技イベント「巌流島」とは何か?
そのベールが遂に明かされる!!

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会見はまず、馳浩委員長より、この新格闘技イベント「巌流島」立ち上げに関する説明からスタート。

「皆さん、おはようございます。本日はお寒い中をお集まりいただきまして、ありがとうございました。(会見場で流れた)煽りVTRでご覧いただいたように、新しい格闘技、異種格闘技、総合格闘技のジャンルを立ち上げようではないかと。実行委員長を拝命いたしました馳浩と申します。今日はよろしくお願いします。

皆さん、実行委員会のメンバー、ご覧頂いてお分かりのように、かつてK-1でもそうです、PRIDEでもそうです、またオリンピックなど世界で活躍をした格闘技のそうそうたるスターが並んでおりますけども、かつてのプロとしての闘いが最近ちょっと下火になったなぁと。いろんな事情があったと思います。それはマスコミの皆さんのほうがよくお分かりだと思います。

しかし、2020年のオリンピック、パラリンピックの東京大会を前にして、今一度、新たなコンテンツとしてこの格闘技のジャンルを立ち上げたい、そんな意味での実行委員会が立ち上がり、そして、ザクっとした言い方ではありますけど、いままではこちらからファンの気持ちをよみながら、こんなルールはどうだろう、あんなマッチメイクはどうだろうという形で提供する形でありました。

そうではなくて、ネットの時代でもありますから、ファンの皆さんにも参加いただいて、こういうルールで、こういうジャンルの選手も活躍できるような勝敗をはっきりと決まるような、できればやるかやられるかの緊張感を味わえるようなルールを関係者はもちろん、提供する側も、ファンの皆さんも、選手も共に作り上げるという、チャレンジをしながらコンテンツを作り上げていきたい。そんな思いで実行委員会を、私はたまたまこういう立場になりますけど、実行委員長を拝命することになりました。

(VTRの)最後にちらっと写真が出たのを皆さん見ておられましたよね。あの武蔵と小次郎の決闘の場所の写真を見るとですね、タイガー・ジェット・シンと闘ったあの日を思いだします。本当に凄かった。いろいろあったんですけど、あの時を思い出しました。

今回の立ち上げる格闘技のジャンルを「巌流島」、巌流島という名前でぜひブランド化していきたいと。相撲も強い、柔道も強い、ラグビーも強い、いや、魔裟斗のほうが強い、中国武術いろいろとそれぞれのジャンルを極めた方々に参加をいただいて、それぞれのジャンルのプラスの面を発揮できるような闘いで、お見せする以上は見て面白くなければ意味がない。見てる人がオレもやっているんだという気持ちになれるような、闘いにしていかなきゃいけない。

たまたま私は巌流島でタイガー・ジェット・シンと闘った時はノーピープルマッチでありました。でも闘いの緊張感はまさしくですね、やるかやられるか、そういうものを作り上げて、日本が世界に発信する、ゆくゆくは女子の大会もやっていきたいなと。そんな思いでですね、格闘技ファンが待ち望んでいるものを、格闘技ファンと一緒になって作り上げていきたいというふうに考えております。

これまでの諸般のこういったプロデュースのことを踏まえて、実行委員会の事務局の広報本部長として、皆さんご存じか、ご存じないか分かりませんが、谷川貞治さんにお世話をいただくことになりました。

私、昨年2020年オリンピック、パラリンピックの招致本部長として世界中をロビー活動で回らせていただきました。IOC総会にも参加させていただきました。その間、ヨーロッパ、中南米等、いろんな方々に日本に対する期待もいただきました。オリンピックに対する期待だけでなくて、スポーツイベントとして日本ならできるよね、と。空手はオリンピックの種目にならないの? 日本の格闘技に対する期待と、いままでK-1やPRIDEでたくさんの外国人選手にご活躍いただきました。夢よもう一度、だけではなくて新しいなんか日本に対する、オリンピックに向けての期待を感じて帰ってまいりました。幸いにもマスコミの皆さんの応援のおかげで2020年決まりました。決まった以上は2020年に向けて格闘技のレガシーを作っていきたいなぁとそういう思いも強くもっています。私自身も2020年のオリパラ東京大会の組織委員会の顧問しておりますが、こういう観点からも応援していきたいです。ぜひそのことをマスコミの皆さんを通じて多くの国民にもお伝え頂けるとありがたいなぁと思っております。どうぞ、皆様よろしくお願いします」

新しい格闘技イベント「巌流島」では、これまでのイベントのやり方ではなく、ルールや出場選手、イベント形式までファンの皆さんの意見を取り入れ作り上げていくという斬新なイベント作りを目指しているのだ。

「巌流島」のイベントコンセプト&仮想ルールとは?

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馳委員長に続き、広報部長として任命された谷川貞治氏が「巌流島」イベントに関してのコンセプトを説明。そのコンセプトとは以下のとおり。

 

1. 公平な異種格闘技戦の実現
2. 世界最高峰の打撃格闘技!
3. 実戦性とコンテンツ性の両立!
4. 日本発世界へ!

そして、一番重要なコンセプトとして、5. ルールは見る側(ファン)とやる側(格闘技関係者)で決めるを挙げた。

この見る側(ファン)の皆さんのご意見は当サイトの議論のページで投稿が可能となっておりますので、どしどしご意見をいただければと思います。

さらに、谷川広報部長より巌流島のベースとなる仮想ルールも発表された。

1. 空手、キックボクサーなど打撃系の選手が輝ける!
(→パンチ、キックなどでKOすれば、勝ち。レフェリーが止めなければダウンからのパウンド攻撃も可能な実戦的ルール)

2. 相撲取りが輝ける!
(→試合場はリングや金網オクタゴンではなく、円形の舞台とし、ロープはなし! 舞台の下には水を張り、相手を3回落とせばTKO勝ちとなる)

3. 柔道やレスリングの選手が輝ける!
(→選手は袖なし道着を着用し、オープンフィンガーグローブを付けて闘う。柔道やレスリングのような投げ技も認められ、倒してからのパウンドKOを狙える)

4. 武術、MMAの選手が輝ける!
(→寝技はパウンドまで有効。関節、絞め技はなし。頭突き、ヒジ打ち、金的蹴りもどうするか、決めていく)

5. アメフト、ラグビー、サッカーの選手が輝ける!
(ボブ・サップのような身体能力の高い選手でも通用する可能性! 体幹の強さ、フットワークの良さでも闘える)

この仮想ルールをベースにしてファン、有識者、選手の意見を募集し、議論して、さらにマッチメイクも同様に決めていく。そして、これらの意見をまとめて決定したルール、マッチメイクを実現する場となるのが、2015年2月28日(土)、ディファ有明で開催する実験イベントだ。

フジテレビ×格闘技 再始動!! CS放送でイベント中継決定!

そして、この「巌流島」イベントをCS放送「フジテレビONE スポーツ・バラエティ」で中継することも決定! イベントの中継だけでなく格闘技の新番組『千原ジュニアのニッポン格闘技復興委員会』がスタートし、MCに千原ジュニアさんを迎え、実行委員会のメンバーと共に、サイトに寄せられたファンの意見なども取り入れ、番組内で一緒に討論していくことも決定した。放送は月1回のペースで行われる。

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記者会見には番組MCを務める千原ジュニアさんも出席。「一大プロジェクトにゼロから立ち会えることを嬉しく思っています」と抱負を語り、自ら実行委員会のメンバーに質問をしていくなど会見を大いに盛り上げた。

何もかもが格闘技業界で初めての試みとなっていく新格闘技イベント「巌流島」。ファンの皆さんの熱い思いを集結させて、かつての格闘技ブームをもう一度起こしましょう! ぜひとも当サイトの「議論」に参加してご意見を聞かせてください!

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実行委員のコメント

旭道山和泰(相撲代表)

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「(相撲の方からみて、このルールはどうですか?に対して)小さいからといってただ飛ばされる、大きいから強いとは限らない。今まで(の格闘技の大会では)後ろにロープがあったりしたと思いますけど、それがないということは、私から言えば背水の陣で(挑むということ)。ホント、巌流島というのはいい名前をつけてくれたと思いますね」

魔裟斗(立ち技格闘技代表)

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「(立ち技出身の選手としては?に対して)僕は立ち技出身ということでひいきじゃないですけど、今の格闘技、総合格闘技をみても立ち技中心なんです。僕は立ち技が最強だと思っているんで。丸いリングがあるわけじゃないですか。あれが8メートルくらいって聞いているんですけど、8メートルもあったら落とされないんですよ。周ることができるんです。もちろん、僕は出ないですけど、皆さんとのシミュレーションをしても、やっぱり立ち技が強いんじゃないかと。ちょっとイラっとするかもしれませんけど(笑)」

篠原信一(柔道代表)

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「(道着についてはどうでしょうか?に対して)私もそんなに格闘技を見てたわけではないですが、見てる中で投げルールがあったりする時に、基本、(上半身は)裸じゃないですか。投げづらいだろうなと思ったんですね。今回は道着を着るということで、もし柔道の選手が出るならばかなり有利になるのではないかと」

内田順久(空手代表)

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「(空手家からみてどうでしょうか?に対して)空手といっても全空連とフルコンタクトの空手と両方を僕の主宰する道場でやらせていただいているんですけども、魔裟斗さんと同じで、打撃系が最強だとイメージを持って、今日はこの場に参加させていただいています。フルコンタクト空手は間合いを詰めて顔面無しで叩き合うルールなんですけど、伝統派のルールは顔面を想定した上で、そこから遠い間合いから飛び込んで相手を倒すのをシミュレーションしてルールを設定してますので、近くでもOKだと。遠くても間一髪入って一撃で倒すということで、打撃が一番強いんじゃないかという印象を持っています」

平直行(総合武術代表)

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「(いろいろやられている中で、どうですかこのルールは?に対して)僕は引退してレフェリーもやっているんですけど、選手はルールを守ろうとするだけでなく、いかに破ろうとするのがあって、プロモーター側はいかに面白くしていくかというのでルールを作っていくんですよ。どうしても膠着するんですね、現代の総合格闘技でも、自分の技を出すというよりはやられたくないということで。僕は業界長いので、K-1ができたとき、総合格闘技ができたときに暗黙のルールがあって、つまらないことをやったら次はないというルールで全員やっていたので。いかに闘うかということを出して、(お客さんの)盛り上がりを感じていた。いかにやられないかというのではプロとしてリングに上がる意味がないので、前に行かないならマイナスにするよ的なルールにするとよいかと思います」

松本天心(サンボ代表)

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「(ロシアには強い選手がたくさんいますよね?に対して)ヒョードルを含めて、サンボには競技とは別で、戦場格闘技のコンバット・サンボというのがありまして、戦場で相手を倒していかに生還するかという、そういうことのできる選手がたくさんいるんで、このルールは戦場格闘技に近いのではないかと。(従来の)格闘技とは別の面白さを見せられるのではないかと。ロシアの選手もぜひやりたいというので、連れてきたいです」

山本千尋(中国武術代表)

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「(女性からみてどうですか?の質問に対して)私たちがしている中国武術というのは、誰かと対戦するのではなくて、自分たちのカッコイイ型をお見せして得点を出すというスポーツになっているんですけど、ホントにこのルールのように実戦で使うとなると中国には隠れたマスターもたくさんいますし、私が凄く尊敬しているジャッキー・チェンさんとかも強い方だと思うので。武術というのは、強さプラス美しさもあるので、美しさという面では女性らしさが出せるので見ている人も面白いのではないかと思います」

斎藤祐也(ラグビー代表)

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「(ラガーマンの中でも格闘技に向きの選手はたくさんいるのでは?の質問に対して)ラグビー選手は世界的に見ても身体能力の高い選手が非常に多いです。皆さんご存じのオールブラックス、ニュージーランド代表ですね。身長2メートル近くて、体重120〜130キロあるんですけど、100メートルを10秒台で走る選手も多いんです。それは日本人選手も一緒だと思います。異種格闘技ということで、ラグビー選手も活躍できる楽しみなルールなんじゃないかと思います。僕も準備しております!お願いします」(斎藤祐也)