遂に決定! 田村vsモヨ、ルール40年目の検証! がんじがらめルールを田村が丸呑み!
40年目の検証! 明日、有明コロシアムで行われる第6試合の田村vsモヨの一戦は、40年前に行われた異種格闘技戦の原点と呼ばれる「猪木vsアリ」ルールの再現として行われる。なにせ40年前は総合格闘技も何もない時代。それがプロレス→UWF→K-1&MMAの時代を経て、今ならファイターはどう闘うのか? ファンにはどう映るのか?を検証する試合だ。
しかし、40年前の「猪木vsアリ」ルールをそのまま再現しようとしてもあまりに曖昧。そこでオフィシャルサイトでファンの意見を聞きながら、モヨサイドに「ボクサーにとって異種格闘技戦に不利な闘いは何か」を聞き、それを田村にぶつける形でルールは決められていった。そしてモヨの来日を受け、本日のルールミーティングで最終決定したのが、この「田村vsモヨ」ルールだ。
ポイントは以下のとおり。
●田村はプロレスラーのかっこう、モヨはボクサーのかっこう
●田村は素手。モヨはグローブを着けて闘う
●田村は顔面パンチはなし。張り手のような手のひらでの攻撃はあり
●田村は腰から下のローキックは禁止。ただし、手を地面につけてのアリキックのようなローキックはあり
●田村は腰から下のタックルは禁止。足に対して手を使っての攻撃は禁止。手を使ってテイクダウンさせてはいけない
●田村は寝技で手を使って顔面攻撃してはいけない。モヨはあり
●寝技は30秒間
●場外に手を出したら、ロープエスケープと同じでブレイクする
●KO、関節技によるギブアップだけでなく、3カウントフォールでも勝ちとなる
これらのルールを全て田村は丸呑みして了承した。あの頑固者があえて不利なルールに身を置いて、この「猪木vsアリ」ルールの検証に挑む。
どうなる40年目の検証!? 明日は40年前の猪木に挑む田村に注目せよ!
7.31 巌流島・有明コロシアム大会[第6 試合 プロレスリングvs ボクシング異種格闘技戦「田村潔司 vs エルヴィス・モヨ」ルール]この試合は40 年前に行われた「猪木vs アリ」ルールをベースに、ファンの意見、また田村側とモヨ側の主張を調整し、双方合意したものです。 A. 試合時間 3 分×5R、延長はなし。 B. 採点法 1 人のレフェリーと2 人のジャッジが5 点法で採点。合計点で勝敗を決する。 C. 体重 フリーウェイト D. 装備 1. ボクサーはトランクス、プロレスラーはタイツ着用。 2. ボクサーはボクシング用のシューズ、プロレスラーはプロレス用のシューズを着用。 3. ボクサーは10 オンスのグローブ、プロレスラーは基本的に素手。 4. いかなる物質を身体やグローブに塗ってはならない。 E. 試合の決着 1. KO=ノックダウンして10 カウントを経過した時。 2. ギブアップ=競技者、セコンドが棄権を申し出た時。 3. 5R 終了時、レフェリー、ジャッジの合計得点が多い方が勝ち。 4. フォール=両肩(肩甲骨を含む)がマットについて3 カウントを経過した時。 5. ドクターストップ F. 反則 1. ローキック(腰から下)禁止。ただし、手か体の一部が床についたアリキックは有効。 2. 腰から下へのタックル禁止。つまり、スタンド状態の手による足への攻撃は一切禁止。 3. 寝技での時間制限は30 秒。但し膠着した場合は、レフェリーの判断でスタンド状態となる。 4. 首から上への頭突き 5. 首から上へのヒジ打ち。 6. 目突き。 7. 噛みつき 8. つねくり&くすぐり 9. 故意の金的攻撃 10. 素手による顔面パンチ(張り手、掌底は有効)。 11. レスラー側の素手によるグラウンド状態での顔面パンチ、張り手、掌底など手による打撃は一切禁止。ボディへの打撃は有効。一方、ボクサー側はグラウンド状態でも顔面パンチは有効。 12. 後頭部、脊髄へのパンチ(キックは有効)。 13. 喉への打撃、口内、鼻などの粘膜への攻撃。 14. グラウンド状態の選手への顔面への踏みつけ、サッカーボールキックの禁止。 15. レフェリーがブレークした後の攻撃は禁止。 16. 1 回の反則でイエローカード1 枚。3 回で失格。ただし、大きな反則は1 回でレフェリーが失格を宣言できる。 G. 規定 1. 競技者の体の一部が場外に出た場合、ブレイクとなり、スタンド状態でリング中央へ戻らなければならない。 2. 競技者が雲海に転落したら、10 カウント以内に闘技場に戻らなければならない。 |