ガチ甲冑合戦に菊野克紀が登場! 武術の洗礼を受け、7.31巌流島の対ムエタイ戦へ!
ガチ甲冑合戦がいよいよ関東初上陸!
7月23日(土) 、船の科学館で「お台場みんなの夢大陸・巌流島×ガチ甲冑合戦 〜真田丸の攻防〜」が開催された。
関東初上陸となった今回の「ガチ甲冑合戦」には、一般参加者に加えて、総合格闘家の菊野克紀や女子プロレスラー、武道プロジェクトSEI☆ZAの女性たちが参加。“真田丸の攻防”を舞台に、真田軍と徳川軍に分かれて、50vs50の迫力ある戦(いくさ)が展開された。
今大会のMCを務めたのは、お笑いのタケトさんと三又又三さん。格闘技好きの2人が軽妙なトークで進行をリードした。
戦国時代にタイムスリップした感覚で、サムライたちのリアルな戦を楽しめる当イベント。細かいディテールにまでこだわり、当時の世界観が忠実に再現される。
50vs50で大坂冬の陣“真田丸の攻防”を再現
大坂冬の陣の史実“真田丸の攻防”を再現した「甲冑合戦でGO」には、女子プロレス団体「SEAdLINNNG」の高橋奈七永、南月たいよう、世志琥の3人が参戦。さらにこの7月から始動した育成型女子武道プロジェクト「SEI☆ZA」のアリソン・ホルメス、ラダ・マナンダー、ラジーナ・ビスタも参戦し、“アシガールズ”を結成。女子パワーでイベントを盛り上げた。
「甲冑合戦でGO」は、サムライ同士の組み討ち(ガチの格闘戦)は行わず、置盾(おきだて)をひっくり返そうと狙う徳川軍に対して、真田軍が陣を守るというゲーム感覚の甲冑戦。ゲーム感覚とはいえ、総勢100人のサムライたちがぶつかり合う大迫力のバトルを展開した。
菊野克紀が組み討ちありの甲冑バトルに登場!
組み討ちありのメインの甲冑合戦では、今大会最大の注目を集めていた菊野克紀が登場。本番前には甲冑合戦用の動きを再確認する姿も見られた。
まずは“4 vs 4”の集団戦が3試合行われ、ここでは真田軍がすべて勝利。軍配は真田軍に上がった。しかし、勝敗には関係しなかったものの、真田軍代表で出ていた菊野克紀が、白兵戦の攻防から短刀で突かれて討ち死にとなる衝撃シーンが・・・・・・。
続いて行われた一騎打ちでは、再度、菊野克紀が出陣。先ほどの失態の雪辱が期待されたが、またも簡単に短刀で刺され、敗れてしまった。展開は集団戦のときとほぼ一緒で、グラップリングで相手を捕らえ、テイクダウンに成功した刹那に相手から短刀で刺されての負け。あっけない攻防にも見えるが、事実上、菊野はそこで命を失っていることになる。
自分なりに組み討ちを想定した練習を積んできた菊野。本人が言うには、チームメイトとの練習ではうまくできた攻めが、甲冑戦のエキスパートが相手となると動きにまったく隙が見つからず、狙っていた作戦が実行できずに策に窮して、MMAスタイルでテイクダウンに持っていくほかなかったのだという。しかし、それは相手の思うつぼで、掴みにいったところを労せずして短刀で突かれ、闘いは終了。菊野はテイクダウンには成功したが、サムライの闘いには、テイクダウン後の攻防はほぼ存在しなかった。
MMAのトップ戦線で闘い続けてきた菊野が、無名の甲冑戦士になす術なく敗れてしまった。菊野は闘いの後、「(MMAとは)強さの概念がまったく違う。闘いの形が変わることで強い弱いという立場は簡単に逆転する。視点が変わり、新しいシナプスが結びつく感覚がある。すごくいい勉強になった」と振り返った。悔しさを滲ませながらも、新たな気づきを得たという菊野は、万全の状態で7.31巌流島のクンタップ・チャンロイチャイ戦に臨むことになりそうだ。
ファンイベントに海鵬、星風、クンタップ、瀬戸、渡辺が登場! 次は7.31巌流島・有明大会だ!
子供向けに行われた「キッズ甲冑チャンバラ」には、瀬戸信介と渡辺一久が参加し、ちびっこたちと合戦ゲームを楽しんだ。7.31有明大会には参戦しない渡辺だが「(7.31有明の)次の大会では試合したい」と再登場を約束していた。
菊野と対戦するムエタイ世界王者のクンタップ・チャンロイチャイは、タイキックを披露。対戦相手の菊野に「あれをまともに食らったら骨が折れそう」と言わせるほど、強烈なキックを打ち込む。
クラブマガ王者と対戦する瀬戸は、カンフーの型を披露し、「今度はお客さんを楽しませる試合がしたい。MMAよりファンタジーで、カンフー映画よりもリアルな試合を見せる」と力強く宣言。
「陣中武者相撲」では元大相撲の海鵬と星風が登場。希望者と取り組みを行い、皆を軽々と投げ飛ばした。特にいつでも気合いっぱいの星風は、対戦相手(渡辺一久の練習仲間)に頭から突っ込み、ぶちかましで「ゴツン!」と大きな音を響かせて吹っ飛ばすガチっぷりを披露。改めてシャレのきかない男であることを証明した。
前大会での暴走ファイトを反省したうえで、「それでも負けることは大嫌い」と話す星風は、今大会で空道世界王者エブゲニー・シャロマエフと対戦。強敵相手に今度はどんな闘いを見せるか注目だ。
ガチ甲冑合戦に続き、1週間後には『7.31巌流島・有明コロシアム大会』が開催される。真夏の怒濤の連戦から目が離せない。