1Rはキックルール、2RはMMAルール

元K-1王者の木村”フィリップ”ミノル vs RIZIN榊原CEOの刺客「お祭り男」矢地祐介の試合は、キックボクシングとMMAのMIXルールに正式に決定した。

K-1との契約が切れ、『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』に電撃参戦した木村ミノルは、「今回の参戦が許されればMMAルールでもかまわない。できれば RIZINの選手とやりたい！」と直訴。一方の矢地祐介も「MMAルールだったら弱い者イジメになっちゃう！」と、お互いがあえて相手のルールを尊重。

いつもルールは揉めるのが定番だが、こんな男らしい主張も初めて。SNS上では「巌流島ルールが一番いいんじゃない？」という声が意外に多かったのにも驚かされた。

そこで、この試合については、INOKI BOM-BA-YE事務局と RIZINサイドで話し合い、1R目が木村の土俵である3分間のキックルール（ワンキャッチ・ワンアタックあり）、2R目が矢地の土俵である5分間の MMAルールで合意した。試合は計2ラウンドのみで、判定になった場合はドローとなる。

キックルールの1Rは、木村ミノルが有利。2RのMMAルールは当然、矢地祐介有利の展開が予想されるが、かつて『Dynamite!!』で行われた青木真也vs長島☆自演乙☆雄一郎のMIXルール試合は、1Rに長島の得意なキックルールを青木がしのぎ、得意のMMAルールになった途端に青木がタックル。長嶋がそこにヒザを合わせてKOするという大番狂せが起きたこともある。

何が起こるか分からないのがMIXルールの醍醐味。果たして、今大会一番の注目試合の行方は？

12.28チケット情報⇒ 『INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国』