NEWSニュース

格闘家の皆さん、本当の「実戦」に挑戦してみませんか? おそらく「10秒」で死ぬそうです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

3・25巌流島TDCホール大会で実現する「ガチ甲冑合戦」とは?

image1

1月28日の記者会見で発表したように、3・25東京ドームシティホール(TDC)で行われる巌流島イベントは、「実戦はどこまで競技と融合できるか?」と、「和のテイストのイベントを世界に発信する」という、二つのテーマをもとに、これまでの格闘技イベントとは180度違う方向に突っ走ろうと思います。

その中で「実戦とは何か?」を考える意味で、巌流島が目をつけたのが、「ガチ甲冑合戦」。大阪にある総合護身術武道団体の功朗法が、この2年くらいの間、関ヶ原といった本当の合戦場で、鎧兜を身に纏い、槍、刀、小刀を持って、本気で合戦を再現し、戦場ではどんな技が通用していたかを実証しているという噂を聞きつけました。巌流島では、さっそく大阪まで確かめに行ってきました。

その迫力たるや想像以上で、実際に槍や刀でバンバン叩き合い、付き合い、接近戦になると武器を捨てて、組討ち→相手を押さえ込んで小刀で刺すという見たことがない攻防が繰り広げられます。ルールはいたって簡単で、勝負は槍でダメージのある突きを食らったり、刀や小刀で鎧のつけていないところを刺されたら負け。つまり、「死んだら負け」になるというもの。但し、危険なので顔面への突きだけは禁止。あとは武器だけでなく、どこを殴っても、蹴っても、投げても、関節をとってもOKという何でもありルールなのです。それを演武でも、手加減したスパリーングでもなく、本気のガチンコで戦う。いやぁ、世の中には実に面白いことを考える人がいるんだなと、感心しました。

しかし、この甲冑合戦を考案した功朗法の横山雅始師範は、これだけが専門の方ではありません。元々、実家が古流柔術の道場をやっており、幼少の頃から武術や伝統派空手を修得して大会等でも活躍。しかし、海外交流の仕事をしている関係で、ヨーロッパで軍や憲兵隊、警察の目に止まり、武術教官として多くの弟子を抱えるようになりました。折しも、時期は湾岸戦争の真っ只中で、そうした実戦でどう生き残るかを研究されてきた方。つまり、本職は「24」のジャックバウアーみたいなことができる先生なのです。実際に横山師範はヨーロッパで射撃の訓練も積み、銃やナイフ、武器から身を守る護身術を指導するのがご専門。その延長線上に日本に帰って「ガチ甲冑合戦」をやり始めたと言います。

image2

本人は「古武術の先生方は、型稽古で終わってしまう。私は本当にその技が使える技なのか、検証しててみたかった」「最近、日本でも歴史ブームで全国で歴史イベントが行われていますが、鎧兜をつけての演武やゆるキャラが中心のものばかり。我々はリアルな合戦を再現したかった」と語る。そして、「やってみて合戦の中で使える技と使えない技があることがよく分かってきた」と、本当に面白い文字通りの公開検証をやっているのです。

参加者募集!

今回、その戦国時代の「甲冑合戦」を、3月25日(金)の巌流島イベントでお見せし、本当の戦場の戦いを再現します。さらに、実験としてプロの格闘家が合戦で戦ったら、どれだけ戦えるかも実験し、実戦と試合はどう違うのかも検証してみたいので、我こそはと思われる格闘家の皆さんは振るってご参加ください。ちなみに横山師範は「やり方がわからなければ、(どんな格闘家でも)10秒で死にますよ」と断言しておりました。

また、巌流島では今年、下関の巌流島や日光の江戸村といった屋外特設試合場でも、イベントをやりたいと考えています。その際、一般の方々参加のもと、50対50くらいの集団戦も企画しておりますので、ぜひご参加お待ちしております。

常識破りの誰もが見たことのない異種格闘技戦。チケットの先行予約は1月30日(土)からです。3・25巌流島TDCホール大会にぜひご注目ください。

3・25イベント情報・・・「STARTING OVER 公開検証3」