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2.10稽古会で夢の対決連発! 巌流島5月大会へのストーリーはすでに始まっている!

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210日(土)、都内のカルペディエム広尾で『第2回 巌流島手合わせ稽古会』が開催された。今回は、巌流島ファイターの瀬戸信介、原翔大、岩崎徳正、蓮見隆太、アキラ・シット・レック、左禅丸が参加。

主宰の菊野克紀は、先月のテコンドー全日本大会での右拳骨折により見守る立場となったが、この稽古会を通して、児童擁護施設への寄付や、2020年東京パラリンピックに向けたアートプロジェクトへの賛同などで精を出した。

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また、テレビで木村拓哉さんに護身術を指導し話題となった冨岡雅人、極真拳武會王者の菊地先、空道世界王者の中村知大、キックボクシングGLORYの久保政哉、キック王者の羅王丸、格闘技WEBメディア「クイール」の中の人、レスリングやパンクレイションの王者だというヘビー級外国人の参加があったりと、実に多彩な顔ぶれが揃った。

▼冨岡雅人(ボディガード)×大ももち(ニャンニャン拳法)

自分にしっかりと芯を持って(瀬戸信介)

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瀬戸信介は、終始カマキリの鎌を左右にユラユラさせるように各選手に対峙。カマキリ拳法は進化を続けているようだ。そろそろ巌流島での闘いが見たいところ。瀬戸とはまた別種の妖しさを漂わせていたのは、琉球唐手術の三崎太郎。この二人の手合わせは、まるで達人と刺客の決闘シーンを見ているかのよう。ぜひ以下の動画でその模様を確認してほしい。

瀬戸信介(蟷螂拳)×三崎太郎(琉球唐手術)

瀬戸信介
「素晴らしい会だと思います。僕の反省点なんですけど、思いっきり打とう、やってやろうと思うとうまくいかないので、自分にしっかりと芯を持って、テーマを決めてやるとうまくいくと感じました」

燃え尽き症候群だったがまた練習がしたくなった(中村知大)

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なんと空道の現役世界王者・中村知大が、稽古会に参加。「空道×原翔大」「空道×数見空手」「空道×キャッチ・アズ・キャッチ・キャン」と、すべての組み合わせが刺激的な異種格闘技と化していた。空道といえば、同じく世界王者のエブゲニー・シャロマエフが巌流島で大暴れ中。空道の新たな刺客が巌流島に参戦するか?

▼原翔大(実戦空手)×中村知大(空道)

中村知大
「僕、2014年に空道の世界大会に出てから、燃え尽き症候群でモチベーションが低下していたところがあったんですけど、菊野さんからこういう会があると教えてもらって、いつもと違う人たちと稽古すると、終わったあとにあれもできたな、これもできたなと考えてモチベーションがすごく上がってきて、今も疲れてはいるんですけど、明日もまた練習したいなっていう気持ちになっていて、すごくよかったです。皆さん流派は違いますけども武道という繋がりでお話できる方々ですので、今後もお付き合いいただければと思います」

原翔大
「いつもは練習がすごく長く感じるんですけど、今日は2時間があっという間に過ぎました。毎回の出会いが初めてで、すごくいい刺激になりました。次の巌流島5月大会に出たいと思っていますが、今日稽古した人と対戦しないよう祈ってます(笑)」

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各流派の選手たちが技を試し合い、また、そんな猛者たちと一般の武道愛好家・鍛錬者たちが交流を持つ場。そこに沖拳会の山城美智氏やスネークピットジャパンの宮戸優光氏も駆けつける。プロデューサーの谷川貞治氏は、この日の稽古会を見ていて、思わず次の仕掛けが閃いたという。稽古会がまるで巌流島にとってのサロン的スペースになりつつある。

今後は、3月にトライアウト、4月に稽古会、そして5月に巌流島の本大会が予定されている。今年の巌流島ではどんな物語が紡がれていくのか。片時も目が離せない。