空手の猛者や武術の達人が参加! 「巌流島 手合わせ稽古会」が示した武道の無限の可能性!
技術交流が思わぬ選手発掘の場に! 日本ヘビー級の逸材も発見!
12月17日、都内で「第1回 巌流島手合わせ稽古会」が開催された。菊野克紀の呼びかけで実現したこの稽古会には、各流派の武道家たち40名が参加。技術交流の場であり、武道精神を発信していく巌流島の活動の一環として実施された。この日集まった参加費と見学料は、寄付金として児童養護施設に贈られる。
菊野は稽古会開始前に、「ここに集まったのは同志たち。真剣に稽古するけど、自分の力を誇示する場ではない。それでは上達できない。相手にケガをさせず、自分の気づきを得る場にしてほしい」と挨拶。1分30秒ごとランダムに交代するシステムで手合わせ稽古が行われた。
初となる手合わせ稽古会には、極真拳武會所属で極真館全日本大会4連覇の藤井将貴、おなじく極真拳武會所属で極真館王者の菊地先ら猛者が参加。さらにブラッド・ピットら有名人のボディガードを務める実戦のプロ冨岡雅人、相対軸理論で知られる空手の達人・川嶋佑、ジークンドーの新進インストラクターとして注目の竹内一馬など、各ジャンルのトップ所が集結。
空手の各流派、日本拳法、少林寺拳法、合気道、テコンドー、ジークンドー、ムエタイをバックボーンとする参加者たちが、ライトスーパーながら熱のこもった攻防を展開した。各ジャンルの選手たちが、自身のバックボーンに誇りを持ち、己のファイトスタイルにこだわって攻防する姿は、まさしく巌流島が目指す本来の姿に一致するものだった。
逸材が揃った今回の稽古会。巌流島運営部にとっては、思いがけず嬉しい選手発掘の場となり、谷川貞治プロデューサーをして「これだけいい選手がいたらマッチメイクが楽だなぁ」と感嘆させるほど。谷川プロデューサーは「少なくとも数名はすぐに本戦に上がってほしいレベル」とスカウトを宣言し、「日本人のヘビー級には強い選手はなかなかいないという固定観念があったけど、今日見ただけでも強い選手がいるのがわかった。ぜひ巌流島で外国人選手としのぎを削ってほしい」と期待を寄せていた。
武道界は、オリジナリティとアイデンティティの宝庫。この日参加した実力者や幻想系の武道家たちが、実際に巌流島の闘技場に足を踏み入れるようになれば、巌流島はまた次なるステージへと進めるだろう。今後の巌流島のさらなる躍進に期待だ!