ファンに媚を売る必要なし。谷川さんの見たいものが巌流島の答え。武道にはものすごい可能性があります
全く見えません。
いつものように巌流島ブログの依頼が来ました。
僕は文章を書くのが早いです。
本を1冊書き上げるのに1ヶ月くらいで書けたりします。
依頼を受けて1週間になります。
どうにも書けないのです。
依頼を受けたのが大会の3週間前。
書いてる今は2週間前です。
まだ大会の全容が分かりません。
そして恐ろしいことに、まだ谷川さんから何の連絡もない(笑)。
大会の情報は自分でSNSで探します。
何を書いたらいいんだ(笑)。
おそらく谷川さんは何が何だか分からないくらい忙しい。
それはよく分かる。
だから谷川さんも見えない、電話もない。
忙しいのは見えないけど、見えるような気がする。
でも大会自体が見えません。
そもそもなんで準備期間3週間で巌流島興行をやるんだ。
全く見えません。
見えないながらも何とか文字数を稼いでいます(笑)。
でもまだ足りません(笑)。
本当に困っています(笑)。
谷川さんとの付き合いは本当に長い。
僕が20代前半の頃にまだ格通の記者でもなかった頃の谷川さんと出会った。
僕はシュートボクシングの一人の若手だった時代。
谷川さんはベースボールマガジンの空手の本の記者だった。
その頃は2人とも20代。
それから編集長~FEGの時代そして巌流島。
格闘技が今よりももっと不遇の時代からの知り合いで、
格闘技が隆盛を極め衰退した時代も全て知っている、同じ時代を生きた人でもある。
正道会館の全日本に出場した時にも見に来てくれた。
僕の記事をいっぱい書いてくれて、
正道会館から「この記事、正道の全日本ですよね?」と
そう少しの嫌味を言われたと笑って話してくれたのは1989年。
西暦はまだ20世紀だった。
ブラジルで開催されたヒクソンチャレンジという興行に
出場した時にも日本のマスコミでただ1人来てくれた。
その頃は格通が隔週の発売で、コンビニでも売っていた時代。
発行部数も桁違いだった時代。
編集長が1週間もいなかった。
その間、格通の業務は大丈夫だったんだろうか?
編集者の皆さんの苦労が今でも何となく見える。
20世紀の格通編集部は見える。
次回の巌流島はまだ見えない。
格闘技ブームの火付けのような興行を僕は何度も見ている。
その興行に出場したりもしている。
そういった興行では観客は固唾を飲んで試合に集中する。
誰に言われるでもなく、試合に飲み込まれていく。
派手な演出とか関係なく、目の前の総てに引きずり込まれるようになる。
そんな興行を僕はいくつも知っている。
そんな興行があったから、格闘技はバブルと言われるほどに流行した。
その時に何が起こったかと言えば、全く想像がつかないことの連続。
観客の想像を超える出来事の連発。
何が起こるかが、全く見えない、想像も出来ない。
だから観客は試合に引き込まれていく。
そんな試合を連発すれば、格闘技はすぐに復活出来る。
1つの興行にたったの1試合では難しい。
たったの1試合もなければ興行自体が危うくなっていく。
何が起こるのかが全く見えない試合と興行。
これが起爆剤なんだと思うのです。
今回の巌流島は全く見えない。
ここまでは良いのです。
想像出来る試合は今はネットで結果を見ればいい。
今はネットですぐに映像まで見れたりする。
想像を超えるもの、そして想像すら出来ないもの。
ネットがいくら普及しても、こういったものはお金を払ってでも見たい。
残り2週間、谷川さんに向けてのエールです。
武道には想像を超える可能性があります。
海外には当然、今の日本人にとっても
明治期以前の日本は想像を超えた異国です。
明治期の国策によって時代の空気が変わった。
その時に武術は存続の危機に陥った。
存続をかけ武術は武道となり現代に至る。
明治~大正~昭和~平成~令和と時代が変わり
明治期に目指した武道との誤差を僕は感じています。
本当の武道とは?
これも全く見えないのです。
本物の武道を現代に合わせてアレンジした興行、
こんな興行は僕にも想像すら出来ません。
武道と格闘技の違いとは?
武道の服装と挨拶をする格闘技だったら想像する必要もありません。
谷川さんの見たい武道とは一体どんなものですか?
常識を覆すような武道。
観客に媚を売る必要はありません。
谷川さんが見たいものは、きっと素晴らしいものだと思います。
そのあたりのセンスが谷川さんの最高の武器なんだと思います。
それは何ですか?
その答えが巌流島の未来なんだと思っています。
当日の案内とかお願いします。それと駐車券もお願いします。お手数ですがよろしくお願いします。
5.11巌流島の大会情報はコチラ⇒ 『世界武術王決定戦 2019 in MAIHAMA』