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ウィッキーvsサンビスト! 二人をよく知る、沖縄拳法空手の種市純也が見所を語る!

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お題………9.17 刃牙の世界を制するのは誰だ!?

文◎種市純也(沖縄拳法空手)

文◎種市純也(沖縄拳法空手)

 

西浦ウィッキー聡生、格闘猿。所英男選手をKOした男。

今大会の優勝候補筆頭。

たぶん多くの人はそんなイメージだと思う。

加えていうなら、彼を道端で一目見たら目を背けるだろう。

クリっとした日本人離れした目つきに、一目で何かやっていると分かるいかつい体つき。

髪の色も黒じゃない時もあるから、はっきり言って怖い人に見える。

「堅気じゃないから、近づくのはやめよう」

「怖い人だから、近づかないでおこう」

そういう風に思われてもおかしくない風貌をしている。

西浦ウィッキー 2

ただ、その内面は驚くほど繊細であると同時に、すごく気遣いをする男性だ。

最初に彼と談笑して感じた事は、「生きにくさ」を感じていること。自分が「人と違う」という自覚をしていることだった。

アメリカで格闘技武者修行の経験がある彼は、「アメリカのほうが生きやすい。日本だといちいち、そんなんじゃだめだと人の人生に対して言ってくる。こっちは何も言わないんだから、ほっておいてほしい」

と少し寂しそうに言っていた。

彼は、その風貌からは想像できないかもしれないが、非常に律儀な面を持っている。

彼に子供が生まれたときに、少し祝い金を送った。

すぐに返礼の品が届いた。

中身は高価なタオルだった。

僕は「金がねーの分かってるから送ったのに律儀な人だ」と思わずつぶやいた。

それ以降も、試合のトランクスに僕が経営する接骨院の名前をわざわざ入れてくれている。

練習仲間や対戦相手からの彼の実力評価は高いと思う。

「化け物だ」「フィジカルモンスター」。そんな言葉をよく耳にする。

そんな彼でも実力に対しての世間の認知度がついているかと言われれば「?」がつく。

そういう意味でも今回の大会は優勝してほしい。

もっと陽の当たる場所で生きていってほしい。

また、会場に行く方は、試合後に彼が元気ならぜひ彼に話しかけてほしい。

気さくな人柄を感じられると思う。

サンボの皆川選手について。

皆川貴俊

実は彼もうちの接骨院の患者さんだったりする(笑)。

また、加えていうなら小見川先生(NEO JUDO)のところで、一緒に練習していたこともある。

非常に優しいナイスガイだ。

現在、トレーナーとして生計を立てている彼は、積極的に色々なトレーニングや栄養学を僕に聞いてくる。

その原動力にあるのは、人の願いに応えたいと考える彼のやさしさだと思う。

ただ、闘いの場では優しさは甘さにつながりかねない。

今回、皆川選手は、相手を殺す覚悟・殺される覚悟の両方が出来て、はじめて勝負になると思う。

いや、はじめて勝負の土俵に立てると言うべきか。

それでも、勝率が圧倒的に高いのはウィッキ―選手だろう。

間違いを起こせる可能性があるとしたら、どれだけ死中にある活を求められるか?

菊野選手の言葉を借りるなら、「無傷で勝とうと思うな」だ。

野生のカンで異常に避けるのがうまいうえに、キャリアが圧倒的に上の選手を相手にするのだから、どれだけ腹をくくれるか、それがないとそもそも勝負にすらならない。

皆川選手が勝つ確率は、本当に間違いが起こるかどうかのレベルだと思う。

ただ、本当に頑張ってほしい。

そして、勝敗はどうあれこれだけの勇気を出したことは、今後の彼の人生にも大きく影響すると思う。

今回の大会に対して。

優勝候補筆頭は、過去の実績からいってウィッキ―選手だと思う。ただ、他にもどんな伏兵がいるかわからない部分が、この大会の面白さだと思う。

出場する選手たちに言いたいのは、僕も含めて会場・観客の多さに実力や知名度が見合ってない選手がほとんどだ。

もっと言ってしまえば、もちろん僕も含めて、「お前誰?」と言われてもおかしくない選手が大部分と言いうことだ。

合気道のYUSUKE選手がご自身でPR動画を作られて,

YouTubeに上げていた。

とても良い行動だと思う。

僕の個人的な見解と断っておくが、選手はみんなYOUTUBER(ユーチューバー)をやればいいと思う。

人が人に親近感を持つのは、実際に顔を合わせた回数に比例しやすいという。

それは、その人の映像を見た場合でも同じことが言える。

普段どんな仕事をしているのか、その仕事の合間にどうやって練習の時間を作っているのか、その選手を見る回数が増えれば、それだけチケットを買ってくれる人が増えやすい。

チケットを多く買ってもらえたら、次回の興行でも使ってもらえる可能性は高いと思うし、知名度が上がれば、どんないい話が舞い込むかもわからない。

選手にとっては、いい事しかないと思う。

具体的には、試合まであげられる範囲で、練習や仕事の様子などの動画をSNSに投稿すればいいと思う。

もれなく巌流島関係者や菊野選手がシェアしてくれるはずだ。

最後に、上記でも言った通り、過分な舞台に僕らは上がらせてもらっている。

今まで生ききれなかった選手は、陽の当たるところで生き様を見せれる舞台だ。

今まで死にきれなかった選手は、死にざまを、介錯を貰える舞台だ。

本当に十分すぎる舞台だと思う。

みなさんの健闘を祈ります。

9.17巌流島の大会情報はコチラ⇒『全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA