GANRYUJIMA BLOG巌流島ブログ

永遠の中2。闘いを通じて自分を振り返る。そこに巌流島トライアウトの意味がある!

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お題………巌流島トライアウト2の帰還者たち

プロフ&サムネ

文◎向井正志(沖縄拳法空手)

 

沖縄拳法空手道を学ばせていただいている向井正志(永遠の中2)です。

巌流島関係各位の皆様、先日はトライアウト2に参加させていただきありがとうございました! 再び良い勉強をさせていただきました。

また、お相手いただいた寺岡光太郎選手、喜瀬慎二選手ありがとうございました。

前回のトライアウト後から、この場に立たせていただくまでの経緯を少しお話させていただきます。

前回のトライアウト後、自分の実力を素直に受け入れる事が出来ずに、何も出来なかった悔しさのあまり……未熟さを承知の上で送り出して頂いた山城師範、このような素晴らしい場を作っていただいた谷川様、菊野選手に申し訳ない想いで涙が止まらなかった事を思い出します!

悔しくて、情けなくて、こんなはずでは(変な負けん気で自分の力を過大に評価する傾向があります。本人は目標を高く掲げているつもりで、悪気がないので自分でも中々気づけませんし、気づいても直そうとすると頭の中がフリーズします!)?と自分に喝を入れ直ぐに稽古を開始しました。

その過程で思わぬハプニング

これは、過去にも何度も経験したことですが

進んでは行けない時に無理に進むと、何らかの力によってストップがかけられるような気がしています(またやった!と頭では解っているのですが、解決法を見い出すに至っていません)

しかし、私は武術であり武道を学んでいるつもりです。どのような状態でも闘うのが当たり前、試合に出ない選択肢はありませんでした(前回の巌流島のMVPの種市選手は、その事を一切口にされませんでした。心服しております!)

そして、今回のトライアウト2の開催が決まる前に、11/4に第1回沖縄拳法防具付組手大会開催が決まりましたので、大会出場に向けて練習に励んでおりました。

そして、11/4の大会前にトライアウト2の開催も決まりましたが、試合間隔が短いので少し思案しました。

沖縄拳法の大会は防具は付けて安全に試し合うことの出来るルールです。そのうえ巌流島ルールともかなり近いので、その流れで練習して挑戦させていただこうと決意しました。

また、私の所属する沖拳会 京都支部から、前回出場した本田選手、若手の柏木選手も出場する事になり

二人とも仕事や学業が多忙な中、とても熱心に稽古に取り組んでいるので、私もとても心強く感じ、彼らの可能性が光るトライアウトとなる事も願いながら、共に練習しておりました。

沖縄拳法防具付組手大会は 無差別級に菊野選手も出場され、危なげなく優勝。

私は重量級、無差別級に出場させていただきましたが、思うような結果は得られず、またまた自分の実力を素直に受け入れられずにおりました。

11月は、私がGM兼トレーナーとして運営させていただいているジム(SPED’S)に通われる多くの選手の方々も大会ラッシュで、フルコンタクト空手、ノンコンタクト空手共に皆様大活躍されて、インスパイアされる日々でした。ただ、思うように練習時間が取れないジレンマも

すると、またまた引き寄せてしまいハプニングが

しかし、同じ状態で試合出場したSPED’S &TBWメンバーの10代の選手が見事に優勝。

これは自分を試す絶好のチャンスと心は落ち着いた状態で、今回のテーマの何も考えずに感じたまま動く!という事を徹底しよう!と思っておりました。

戦略を考えるのもやめました!戦略を考えるとそれに囚われて、上手くいかなかった時にパニくりそうだと、その時は思っていました。

「結果はコントロール出来ないけれど、今この瞬間に集中する!事は出来る」を履き違えていました。

試合当日、バックボーンを活かした闘いをとの菊野選手の言葉に、何も考えていなかった私はバックボーンを見せる!というモードに!

1戦目の寺岡選手との試合ではそれをやろうとしていた様に思います。

最初の構えで誘ったつもりでしたが、打ち合いになり、見えない角度から来るいいパンチを何度もいただいてグチャグチャッとなり、押出しになりましたが、その時点で負けていたように思います。

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2戦目の喜瀬選手の時は何も考えず感じようとは思っていましたが、負ける恐怖から突っ込んで行ってしまい、全くパンチが見えずダウンを奪われました。

お二人とも試合後に温かい言葉を交わしていただき、若い選手に巌流島イズムが浸透している事をとても嬉しく思いました(元から素晴らしい人間性の持主である事も伝わってきました)。

せっかく2試合させていただけるチャンスをいただいたのに、いい試合を見せるどころか、ご心配させる内容の試合になり、申し訳なく思っております!

ただ、今回は最大のピンチは最大のチャンスと思える心境の変化が起こりました。

少しだけ、前に進めたように思います(ただ、本当の自分を素直に受け入れて前に進むにはもう少し時間がかかりそうです。今なお、受け入れようとするとフリーズする脳内状態なのでかなり強烈に脳内革命を起こさないと同じ事を繰り返してしまうように思っています。実は、これまで他人に自分の内面の事を相談するのは、負けん気からだと思いますがとても苦手でしたが、今回の心の状態は何人もの方々に相談しています。負けん気とポジティブで自分を引き上げようとしてこれまで進んできましたが、上手く行くこともあり、行かないことも高校の先生にご相談すると「向井さん中学生みたい」と言われました。菊野選手がつけたネーミング… ^^;)。

巌流島大会は、私の理想に最も近い試合の場です。

今回も沖縄拳法空手道を体現は出来ませんでしたが、まだまだ修行中の身(感覚は中2の頃のまま)、またチャンスをいただければ挑戦させていただきたいと思います。

まだまだ未熟ではありますが、沖縄拳法空手道を体現出来るよう精進してまいります!

今後ともよろしくお願いいたします。

1・3巌流島の大会情報はコチラ⇒

『OUT ENEMY 2018 in MAIHAMA』