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【7.31巌流島・直前インタビュー①】エブゲニー・シャロマエフ(空道)/ミシェル・ベルギネリ(喧嘩フットボール)/トゥントゥンミン(ラウェイ)

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■エブゲニー・シャロマエフ(空道/ロシア)

「星風が何をしてきても、あくまで武道のサムライ精神で対します」

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————日本に来るのはいつ以来?

シャロマエフ 2014年に空道の世界大会で来て以来です。

————そのときに空道の世界王者になったわけですね。空道を始めたきっかけは?

シャロマエフ ロシアで格闘技をするのは一般的なことです。治安の悪い地域ですので。私の場合は、親の勧めで空道を始めました。

————空道世界王者になったときの気分は?

シャロマエフ 空手は私の人生のすべてです。夢がかなった瞬間でした。

————得意技は?

シャロマエフ パンチ、キック、ニー、投げ、関節技。空道で使う技のすべてですが、特に打撃が好きです。

————空道と巌流島はルールが似ていますね?

シャロマエフ 打撃ができて、道着が掴めて投げができるので自分の闘いができると思います。

————対戦相手は大相撲の星風です。

シャロマエフ もちろん相撲のことは知っていますし、相撲対策もしてきました。素晴らしい試合になると思います。

————星風選手の試合は見ましたか?

シャロマエフ はい。大きくて、パワーがあって、アグレッシブな選手ですね。

 ————3.25TDC大会での星風選手の暴走ファイトは見ましたか?

シャロマエフ 私は常に対戦相手へのリスペクトを持っています。私はあくまで武道精神で冷静に闘います。

————もしも星風選手が暴走ファイトを仕掛けてきたらどうしますか?

シャロマエフ それでも私はあくまで武道のサムライ精神で対します。

————ロシアにはサムライ精神のような闘いの哲学はありますか?

シャロマエフ ロシアにも日本の「心」に似た精神があります。ロシアは戦争や争いが絶えずある地域なので、闘いの精神を象徴する「DUH」という戦士のスピリットが育まれたんです。

 

■ミシェル・ベルギネリ(喧嘩フットボール/イタリア)

「誇りをかけて闘う姿を見てほしい」

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————日本に来るのは初めてですか?

ベルギネリ はい、初めてです。すごく美しい国ですね。

————喧嘩フットボールこと「カルチョ・ストーリコ」はどんなスポーツなのでしょうか?

ベルギネリ 歴史あるイタリアの古式フットボール。ラグビーと格闘技が融合したような闘う球技です。フィレンツェの4つの町が、それぞれチームを構成して対抗戦を行います。

————ベルギネリ選手のポジションは?

ベルギネリ 私はチームのキャプテンを務めていて、ポジションはミッドフィルダーです。ボールを持つ人間の前で壁を作って、ボールを守るんです。

————カルチョ・ストーリコで闘う理由とは?

ベルギネリ フィレンツェの人間が自分たちの街を守る行為を象徴しています。もともとは戦闘の訓練のために行われていました。イタリアの歴史は、闘いの歴史でもありましたから。私はローマ出身なので、最初はゲストとして参加していたのですが、その後、チームのキャプテンになり、フィレンツェを第二の故郷と感じるようになりました。カルチョ・ストーリコで活躍することで、観る者に勇気を与え、勝者は英雄としての誇りを得ます。

————ベルギネリ選手にとってカルチョ・ストーリコとは?

ベルギネリ 唯一無二のものです。これまで色々な格闘技を経験してきましたが、カルチョ・ストーリコは別格です。

————これまで経験した格闘技とは?

ベルギネリ これまで散打、グラップリング、ボクシング、キックボクシング等でチャンピオンになってきました。今回の巌流島の闘いが、また自分にとっての新しい経験になります。

————巌流島の試合では何を見せたいですか?

ベルギネリ 誇りをかけて闘う姿を見てほしいです。

 

■トゥントゥンミン(ラウェイ/ミャンマー)

「巌流島でもいつもどおり殴って蹴るだけです」

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————日本に来るのは初めてですか?

トゥントゥンミン はい、日本は初めてです。

————海外では試合されていますか?

トゥントゥンミン シンガポール、ベトナム、マレーシア、韓国など、色々な国で試合をしています。

————ミャンマーラウェイはどんな格闘技ですか?

トゥントゥンミン パンチ、キックに加えて、ヒジやヘッドバットが認められる打撃格闘技です。私は10歳からラウェイをやっています。

————10歳の頃からヒジ、ヘッドバットありのルールでやっていたんですか?

トゥントゥンミン そうです。

————巌流島では、ラウェイの特徴であるヒジやヘッドバットが使えませんが?

トゥントゥンミン 私はパンチもキックも得意なので問題ありません。これまでもキックで勝ってきました。

————ラウェイとムエタイの違いとは?

トゥントゥンミン 似ていますが、ルールが違い、ラウェイのほうがもっと激しい闘いになります。ラウェイは相手をKOするか、参ったさせるまで闘い続けるんです。

————その過酷なルールで勝ち続けてきた秘訣は?

トゥントゥンミン 強い心と、強い体です。

————巌流島ではどう闘いたいですか?

トゥントゥンミン ヒジとヘッドバットがないだけで、あとはいつもどおり殴って蹴るだけです。

————激しいルールで闘う恐怖に立ち向かう気持ちは、どうやって作るのでしょうか?

トゥントゥンミン 相手を怖がった時点で負けです。私は相手を怖いと思ったことはありません。

————巌流島という未知のルールで闘うのは怖くないですか?

トゥントゥンミン 何も怖くありません。

————巌流島ではどんな闘いを見せたいですか?

トゥントゥンミン 絶対に勝ちますので、私が勝利する姿を見てください。