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銃で撃たれた本物のワルで、天才的な格闘センス! 宇佐美秀メイソンが「猪木軍」入り!

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宇佐美秀メイソン1

うさみ

ブラジルからカポエイラの鳥人、マーカス・レロも猪木軍入り決定!

『INOKI BON-BA-YE』事務局では連日、出場選手の選定が急ピッチで行われているが、選手の売り込みは特に海外勢が多い。そんな中、まずは巌流島には欠かせない常連選手で、アントニオ猪木の第2の故郷ブラジルから、「カポエイラ・マスター」マーカス・レロ・アウレリオの「猪木軍」入りが確定した。

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カポエイラといえば、柔術以上にブラジルで歴史を持つ、奴隷の間で育まれてきた格闘技。両手を縛られたままでも、脚を自在に振り回して相手をKOする超ド派手な格闘技として、今や世界に知られている。また、音楽と踊りを組み合わせることで、雇い主からは格闘技の練習に見せないように密かに伝承されてきたことでも有名だ。そのため、カポエイラというと、ブラジル伝統のダンスだとイメージする人もいるだろう。

そのカポエイラの技を実戦の格闘技の試合でも見事に使いこなすのが、カポエイラ・マスターのマーカス・レロ・アウレリオである。本当にカポエイラの旋風脚で、キックの試合でも、MMAの試合でも、巌流島の試合でも相手をKOして勝ち続けるので、まさに「これぞ異種格闘技戦」を体現できる選手でもある。ブラジル出身ということで、ここは「猪木軍」として、世界の強豪に立ち向かう!

日本格闘技界の未来を担う新星・宇佐美秀メイソンが参戦!

また、今大会の「過去のレガシーで未来を見せる」というコンセプトに則り、なるべく将来性のある若い選手に輝ける場を提供したいということで、イゴール・タナベ同様、日本の将来の格闘技界を背負って立つ男・宇佐美秀メイソンの「猪木軍」入りが内定した。

宇佐美秀メイソンは、今年RIZIN博多大会のデビュー戦で華々しく勝利を飾った宇佐美正パトリックの実弟で若干21歳。兄パトリック同様、関係者の間では「10年に一人の逸材」と評価されるほどの選手である。

宇佐美は『INOKI BON-BA-YE』が始まった2001年5月20日生まれの21歳。

日本人の父親とカナダ人の母親を持つハーフ。物心ついた頃から父親の影響で兄と共に空手道場等で格闘技を習い始め、すぐに空手界の少年部では全国区で知られる存在となった。新極真全日本ドリームカップ優勝、新空手全日本大会優勝、新空手ガオラカップ優勝、内田塾全日本大会3連覇、白蓮会館関東選手権優勝、月心会グローブ空手優勝、正道会館全日本ジュニア大会準優勝とフルコン空手のタイトルを総ナメ。さらにキックボクシングでも覇王キックボクシング大会優勝、ボクシングでも西日本U15大会でも準優勝している。ここまで来れば「天才空手キッズ」と呼ばれるのは、当然のことだろう。

しかし、多感な思春期になると、天賦の才能はストリートファイトで発揮されるようになった。大阪の不良相手に暴れまくり、警察にも何度かお世話になる中で、手を焼いた父親は環境を変えようと離婚した母親が住むカナダに留学させることにした。ところが怖いもの知らずのメイソンは、カナダでも身体の大きな不良や本物のマフィアをしばき倒し、瞬く間にストリートで知られた存在となった。

カナダのマフィア事務所に殴り込みに行った際は、仲間15人の内、8人が殺される大事件の当事者となり、本人も腕を銃で撃たれて、一命を落としそうになったこともあるという、凄まじいエピソードの持ち主だ。日本でも今、地下格などの影響でヤンキーたちの格闘技が話題を呼んでいるが、殺し合いや銃で撃たれた経験をもつ不良なんて、聞いたことがない。

まさにリアル矢吹丈、筋金入りのワルだ。カナダの少年院に半年ほど入った後も暴れるので、少年ながら異例の大人の刑務所に約1年半ぶち込まれるほどの武勇伝の持ち主である。

さすがに父親は、このままではいつか死ぬんじゃないかと日本に連れ戻し、その喧嘩強さ、格闘技の才能を生かそうと、プロの格闘家の道を歩むことになる。流行りのMMAに転向し、LDHのEXファイトで3連勝すると、『POUND STORM』でプロデビュー。クレイジービーのスソンに2-1の僅差で判定負けしたものの、短期間での対応力に、関係者を改めて唸らせた。

本人の憧れのファイターはコーナー・マクレガーだが、兄と同様、得意のキックボクシングとMMAの2冠王者、リアル二刀流の達成に期待がかかる。当面、兄のパトリックが RIZINで暴れるなら、その間、あらゆるキック団体のベルト総取りを狙う。兄と違うのは、パトリックが日本人にはないパワーファイターの持ち主であるのに対し、暴れん坊ながらスタイルは「相手の攻撃を喰らわないテクシャン」という意外な一面を持つ。どちらかと言うと、メイウェザータイプの選手だ。

今回、宇佐美秀メイソンは、猪木軍で世界の強豪相手に本格的なプロデビューする。果たして、こうした若い逸材に対してどんな強豪が用意されるのか? ぜひ楽しみにしていただきたい!

12.28チケット情報⇒ 『INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国