非常識を常識に! 巌流島ならそれができる!
niconico動画の『巌流島チャンネル』でほぼ毎日更新していた「ブロマガ」が、オフィシャルサイトでパワーアップして帰ってきました。これまでの連載陣=谷川貞治、山田英司、ターザン山本、田中正志、山口日昇に加え、安西伸一、クマクマンボ、柴田和則、菊野克紀、平直行、大成敦、そして本当にたまに岩倉豪と、多種多様な方々に声をかけていく予定です。ぜひ、ご期待ください!
5月18日(水)のブロマガ………お題『巌流島・公開検証Final』に期待すること
僕は巌流島に可能性を感じている。強さというものは計測することや比べることが大変難しい。その時その場所その状況で実際にやってみなければ解らない。
野球やサッカーのような格闘技以外のルールありきのスポーツとはワケが違う。
本来の闘いはルールがないのが前提で、それだと危ないからルールを作っているだけの話。プレイとファイトの違いだ。
でも平和な現代ではそれが逆転している。強さを語る時にルールがあることを前提として話す。一対一で平らな場所でヨーイドンで始まる。当然、素手で急所は攻めず試合中に言葉を発してもダメ。その前提にすら気づいてない人も多い。それが悪いこととは思わないけど、そこに目を向けることでいいこともあると思う。
闘いってのは怖い。どんだけ鍛えようが役に立たないこともある。凶器でやられたら、複数に囲まれたら、目をえぐられたら、不意打ちを食らったら、火をつけられたら……。本気で狙われたら自分の身を守るのは困難。下手したら家族にまで被害が及ぶ。平和な世の中だからこそ、そういう事を想像することは意味のあることだと思う。
そして戦争について考える機会にもなるのではないか。戦争の恐怖を身近に感じることが出来るのではないか。
人類の歴史は戦争の歴史。命を懸け闘った先人達に想いを馳せる機会になるのではないか。
巌流島では本来の“闘い”をイメージさせることに挑戦してほしい。もちろん安全に、でも緊張感があり、それでいてエンターテイメント。そんな夢物語をやってほしい。巌流島には非常識を常識にする可能性を感じている。