——参加してみていかがでしたか？

負けて楽しかったような気がします。作戦という意味では、自分の経験のなさが出たかなと思いました。はい。

——闘技場に立った時は。

全然、緊張はしませんでした。これから勝負という気持ちが、早く行き過ぎてしまったという感じです。できれば、それはね……滑るとかありましたが、言っても仕方がないんで。

——周りの反応はいかがでしたか？

会社でも大丈夫なの？と心配されました。でも40過ぎてから始めて、自分がやっているものを自惚れてもいけないし、チャレンジしていかなければといけない。これからの人生、武術を続けたいと思っていますし学ばせていただきたいです。

——負けてしまいました。

もうちょっと磨きをかけないとね。みなさんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当に声援をたくさんいただきました。お客さんのみなさまに声援を送っていただき、拍手をしていただき励みになりました。ありがとうございました。

——ファンにメッセージをお願いします。

ありがとうございました。

——巌流島ルールを経験して、もっと磨きをかけたい部分はありましたか？

試合をした時に、彼の低さについて私の技術が抜けてしまったのが反省点としてあります。それはそれとして、自分の中では整理していきたいと思います。

——低さとは？

屈まれた時に、自分の立ち位置との関係で、力がそのまま抜けていったんです。それも含めて持って帰って、勉強をさせていただきます。

——また出たいですか？

やっぱりこのままね、終わるのは嫌だなと思うけど、あとは体力との相談ですね。一番は技術を過信してはいけないということです。

——達人はいないと思われるかもしれません。

私ですべてを評価しないでください。私が未熟だったわけで、本当に素晴らしい人もいるわけで。もっともっと私は勉強が必要です。

——達人の方たちに言いたいことは？

それは、私の立場では何も言えません。