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「 巌流島はすごく面白いし、可能性があるから参加する!」

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“Uの遺伝子を継ぐ者”田村潔司インタビュー

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2度目の巌流島参戦が決まり、3.25TDCホール大会で軍隊格闘術クラヴマガの戦士と対戦する田村潔司選手に心境を伺った。

クラヴマガの「これはいったい何なんだろう?」という未知なところに興味を惹かれました

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今回の対戦相手はクラヴマガという謎の多い格闘術の選手になりました。今のお気持ちは?

田村

今回は2回目の参戦ということで、前回よりは落ち着いた気持ちでいます。クラヴマガの選手ということで読めない部分が多いですけど、対戦相手どうこうよりも前回の経験を活かして、巌流島のルールを有効に活用した闘いをしたいです。前回はルールを把握しきれていない部分がありましたので。

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対戦相手のナタネル・パリシ選手の印象は?

田村

相手の動画は少し見せてもらいましたけど、どう闘うかはまだイメージできていません。前回と同じく30秒間の寝技が認められるということですが、相手が寝技にどれくらい対応できるのかわからないので。いずれにせよ、ほぼデータがない未知の相手と闘うのは新鮮ですし、楽しみでもあります。

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他にもいくつか対戦のオファーがあったようですが、クラヴマガの選手に決めた理由は?

田村

とりあえず総合格闘家タイプの選手とやるのは普通過ぎるというか、あまり面白くないなというのがあって。その中でクラヴマガは「これはいったい何なんだろう?」という未知なところに興味を惹かれました。他にもボクシングやムエタイの実績もあるということで、強い選手だろうなと思いましたし。

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柔術のタイトルも獲得しているという情報もあります。

田村

そうなんですか? そうなるとグラップリングにも対応できるということでしょうから、また闘い方が変わってきますね。

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試合に向けてクラヴマガ対策はしますか?

田村

未知の軍隊格闘術という部分に関しては対策のしようがないので、あくまでいかに自分の土俵で闘うかを考えたいです。ぶっつけ本番でやりながら、その場その場で変化に対応することが必要になるかと。ただ、クラヴマガがどんなものなのかはこれから調べて、ある程度の知識は頭に入れておこうとは思っています。本当にクラヴマガについてまったく何も知らない状態で対戦を決めたので。

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異種格闘技の舞台である巌流島には世界中から様々な格闘家が集まりますが、田村選手は何を代表して闘っているんでしょうか?

田村

う〜ん……。そういうのはあまり考えないですね。

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プロレスラーとしてやUWFの選手として闘うという意識はないですか?

田村

う〜ん。意識はあまりないですね。見方として「UWF vs クラヴマガ」みたいな表現が面白いのはわかりますけど、個人的にはあまりそういう意識はないです。

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あくまで個人の闘いという感覚ですか?

田村

そうですね。あと巌流島はすごく面白いし、可能性のあるイベントだと思っているので、それ自体が闘う理由になっています。僕がこれまで20年やってきたものとは、まったく路線の違うものなので、そこに魅力を感じるんです。巌流島という舞台でどういう闘いをするか。そして巌流島というイベントがこれからどうなっていくのか。そこを興味深く見ています。

実戦で闘ってきたのは僕らのほう。身をもって証明してきた

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今大会のテーマは「実戦と競技の融合」ですが、格闘家としてそういうことは考えますか?

田村

実戦と競技の融合? 実戦と競技……。う〜ん……。すみません、ちょっと意味がわからないです。逆に聞きますけど、“実戦”というのはどういう意味で言っているんですか?

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闘いの原点には実戦があって、競技においてどのくらいそれを表現できるかといいますか。その「実戦とは何か」を考える意味で、今大会では試合の他にもガチ甲冑合戦やケンカ術の演武が実施されます。

田村

う〜ん。でも実戦で闘ってきたのは僕らのほうじゃないですか? 身をもって証明してきたわけですし。実戦という枠の捉え方の問題じゃないですかね。何をもって“実戦”と呼ぶかっていう。実戦のナイフ術といっても、あれは実戦ではないので。だって実戦というのは本当に起きたことじゃないですか。イメージトレーニングは実戦ではないですから。「実戦◯◯」といわれても、本当に実戦で積み重ねていかないと実戦とは呼べないわけですよね。そこは人によってどう捉えるかで変わってくることだと思います。

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もう一つの大会テーマは「和のコンセプトで世界に発信」です。そういうことは意識しますか?

田村

面白い試みだと思います。巌流島は独自の世界観を持っているので、対海外でも可能性があると思います。これから楽しくなっていくのではと感じさせてくれるものがありますよね。

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最後に田村選手の試合を楽しみに待っているファンの方にメッセージをお願いします。

田村

巌流島という舞台では闘いがまた一からの勉強になるので、色々な局面での新鮮な驚きや面白さが見られると思います。やる側の選手も、見る側の観客も一緒になって「これはどうなるんだろう?」という気持ちを共有できるのが、巌流島の魅力だと感じます。頭を使って想像力を膨らます楽しみがあるというか。僕も巌流島では一年坊主なので、面白い試合ができるようにがんばります。3月25日、ぜひ会場に観に来てください。

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《 3.25巌流島「田村潔司」参戦!記者会見映像 》
● https://youtu.be/5sl46ai3ysk

● 「動画ニュース」からも是非ご覧ください!
ー 当オフィシャルサイト内「見る」→「動画ニュース」ページより、巌流島のニュース動画をご覧いただけます!

是非ご視聴くださいませ!

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