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菊野克紀、巌流島参戦か!? オファーしたのはガチ甲冑合戦!!

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nico生『激論!  巌流島魂』のゲスト・渡辺一久のコメントがグッとくる!

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毎月第一、第三木曜日の21:00~22:30までniconico生放送で配信している『巌流島チャンネル』の「激論!  巌流島魂』というファン参加型の討論番組。2月4日(木)、高円寺パンディットでファンを集めて行われた#5放送は、MCのタケト、如月音流、谷川貞治に加え、ゲストに菊野克紀(UFCファイター)、渡辺一久(ボクサー)、瀬戸信介(蟷螂拳)、ターザン山本、山口日昇(『大武道』編集長)を迎え、今回も白熱した議論が繰り広げられました。

今回のテーマは「観客は格闘技のイベントに何を求めているか?」。まず初めに、先に行った巌流島の3・25東京ドームシティ・ホール大会の記者会見のVTRを見ながら、ゲストとファンで感想を述べ合う。当日、音楽パフォーマンスをするヘヴェニーズについて、菊野選手が「僕の後輩がメンバーで、見に行ったことがあるんです」と意外な発言。会見でも盛り上がった「ガチ甲冑合戦」については、渡辺選手が「オレ、インド人より、これ、やらせてくださいよ」と言えば、その場で巌流島の谷川広報部長が「菊野君にこの甲冑合戦のオファーをしたい。UFCと契約があると思うけど、KID君が年末に魔裟斗君とやったように、これなら出れるんじゃない?」と言うと、「いやぁ、面白いですね。UFCの許可が下りれば、ぜひやってみたい!」と返答。会場は大いに盛り上がりました。渡辺選手も「オレらでチーム作って出ましょうよ」とノリノリ。ターザン「素人の人にも参加させるんですよ」、谷川部長「集団戦になると戦術が大切。企業のチームワークを養うためにもいいんじゃないか?」と話しは尽きません。

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また、谷川広報部長と山田英司氏がひっくり返る「コント喧嘩術」にみんな爆笑。しかし、菊野選手なんかは「いやぁ、面白い。こういう武術的なものは自分、大好きです!」と終始嬉しそうでした。すでに発表されているカードで、やはり注目が集まったのは「カマキリ拳法」と「セネガル相撲」のチャンピオン。ターザン山本さん曰く「小橋健太似」のイケメン中国武術家・瀬戸選手には、渡辺選手も「どうやって闘うんスか?」と興味を示し、格闘技界の金脈アフリカに出演者全員、幻想を膨らませていました。瀬戸選手もいい味してます。

「観客は格闘技イベントに何を求めているか?」については、谷川部長が縦軸に「バイオレンス(実戦)⇔競技」、横軸に「ファンタジー⇔リアリティ」のチャート図を作り、それぞれの格闘技が今、どう見らているのかを説明。これは、途中グダグダになったところもありますが、このチャート図を見る限り、今は全体的に「競技」「リアリティ」に走っている団体が多く、「ファンタジー」「実戦(バイオレンス)」が足りない傾向にあることが分かります。チャート図はあくまでも、その団体の醸し出すイメージですが、そこで巌流島はどこを目指すのかという一つの指針になるかと思います。

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 ーあくまでも見る側の印象ですが、今の格闘技イベント(大会)の印象は、こんな感じじゃないでしょうか?  初期のUFCは実戦性も、ファンタジー性も高かったのですが、現在は競技性、リアリティの方向にどんどん向かっています。それはK-1も同じ。良い悪いの問題ではなく、全体的に格闘技界は、よりリアルに、より競技に向かっているのは間違いありません。そんな中で、実戦とか、ファンタジーの部分が、空き家になっているのです。

 

また、山口日昇氏からは、ファンの変遷を解説。

    • 1970年代のファン⇒
      梶原一騎のスポ根の時代。弱いものが頑張れば強くなれるという、「体育会系ファン」の時代。大山倍達、アントニオ猪木が神話化していった時代。
    • 1980年代のファン⇒
      村松友視の『私、プロレスの味方です』が出て以来、活字プロレスが全盛を誇った「文科系ファン」の時代。井上義啓『週刊ファイト』編集長、ターザン山本『週刊プロレス』編集長が「ものの見方」を提示し、大量の文科系ファンを取り込む。
    • 1990年代のファン⇒
      K-1、UFC、PRIDEが登場したこともあり、ものの見方より、真剣勝負で強さを測定することを望む「理数系ファン」の時代。プロレスよりも真剣勝負の格闘技だと、強さの測定に走り出した山田英司編集長のようなタイプのファンが主流を占めた時代。
    • 2000年代のファン⇒
      大晦日イベントなど、格闘技イベントが巨大化する一方で、プロレスのDDTや格闘技のアウトサイダーなど、「サブカル系ファン」が生まれた時代。

 

「体育会系ファン」⇒「文科系ファン」⇒「理数系ファン」⇒「サブカル系ファン」と続き、次はどんなファンを作り出すべきかが重要と、山口氏。それは「武道のような精神的、哲学的なものが求められるんじゃないか」と独自の見解を投げかけていました。そんな盛り上がった『激論!  巌流島魂』ですが、最後に一言のコメントで渡辺選手が「まあ、オレは谷川さんの考えている夢に乗っかっているだけですから。なんだかんだって、谷川さんの考えてることはいつも面白いし、他の人は出来ないし」と発言し、出演者・会場にいたファンをグッと熱くさせたのが、一番のクライマックスでした。泣かせるじゃありませんか?  さすがこれには、普段悪口ばかり言われ続けている谷川部長も感涙。もともとB型でおだてれば、天まで登る性格なので、ますます巌流島成功に燃えていました。渡辺選手や田村選手のような、巌流島面白そう、何か可能性があるんじゃないかと思っている「巌流島LOVE」の高い選手がたくさん出場しているのも、巌流島の特徴でしょう。

次回の放送は、2月19日(木)21:00~22:30まで。
テーマは「3・25巌流島TDCホール大会を演出する」です。
また、高円寺パンディットで行うファンとのトークイベントは、3月3日(木)19:30~22:30(ニコ生は21:00~)まで行いますので、皆さん、ぜひ見に来てください!2月4日(木)21:00~12:30に放送された「#5」は今でも無料でご覧になれます。

「激論!巌流島魂#5」はコチラ⇒ http://live.nicovideo.jp/watch/lv250698523